ホーム マネーライフ 海外旅行での賢い両替方法。デビットカード、アメリカで使ってみました。

海外旅行での賢い両替方法。デビットカード、アメリカで使ってみました。

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アメリカ , デビットカード , 海外旅行 , 現金

こんにちは。今回は、ファイナンシャルプランナーの中村芳子さんに、海外旅行での賢い両替方法について、ご自身の経験を交えて紹介していただきます。


海外旅行のときのお金、両替、どうしていますか?旅行先や旅行の目的によって最善の方法は変わってきます。今回は、2018年2月に私が行ったアメリカ・ロサンゼルス旅行を例に、お得な両替方法を説明しましょう。

1. 現金は少なめに

言うまでもなく、海外旅行先では現地の通貨が必要。旅行が初めての人、慣れていない人は「現金を用意しなくちゃ!」と思って、銀行、街の両替所、出発前の空港などで、多額の円を現地の(たとえばドルの)現金に交換しがちです。

知っておくべきは、円を外貨、外貨を円に替えるときには手数料がかかるということ。両替所には、交換レートが表示してあるので、必ず確認しましょう。
たとえば、円を米ドル、米ドルを円の現金に替えるとき、国内の銀行では(空港などでも)、1ドルあたり3円程度の手数料がかかります。仮に、中心レートが1ドル=110円の時、ドルに替える(ドルを買う)のであれば1ドル=113円、逆にドルを円に替える(円を買う)ときは1ドル=107円になります。先日、渋谷駅近くの両替所をのぞいたら、手数料が1ドル当たり5円でびっくり!日本でも海外でも、街の両替所は手数料が高いのが一般的。ご注意を。

アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアなど先進国ではクレジットカードやデビットカードでほとんど用が足りるので、「海外に持っていく現金はなるべく少なく」が原則。一般にクレジットカードの為替交換手数料は1.6%~2%(カード会社によって違う)と、現金より低くなっています。

2. 現地の銀行ATMで米ドル現金を手にいれる

今回私は、前回の旅行で残った現金20ドルだけを持って、ロサンゼルス空港に到着。車で迎えに来てくれた友人と、早速、ダウンタウンのメキシコ料理店でランチをすることにしました。
ところが、そのレストラン、ひとりぶんのメニューが10ドル以下の安いお店だったのでクレジットカードが使えません。急きょ、近くの銀行ATMで現金を引き出すことに。日本のほとんどのクレジットカードはもちろん、一部のデビットカードでも、海外(先進国)のATMで現金を引き出せるようになっています。とはいえ手数料はカード発行会社や銀行によって差が大きいので事前の確認も大事です。

実は私、旅行前にソニー銀行に米ドルの普通預金口座を作って、700米ドルを用意しておいたんです。ソニー銀行のキャッシュカードと11通貨対応のVisaデビットカードが一体になった Sony Bank WALLET なら、海外のATMでも使えます。ATMにカードを入れ、暗証番号と金額"100ドル"を指定すると、国内と同じように簡単に現金、20ドル札5枚が出てきました。かかった手数料は、事務処理経費1.76%(1.06ドル)と海外ATM利用料216円の計333円だけ、手数料割合は3%くらいでした。(利用するATMによっては別途手数料がかかることがあります)

海外でのATMの操作というと、難しそうで身構えてしまいますね。アメリカの大手銀行のATMは日本語での操作案内を選べる機械もありますが、事前に使い方を調べていくとより安心です。ちなみに私が使ったChase BankのATMは複数の言語が選択でき、日本語で操作ができました。

日本国内で両替していくのと、手数料負担はさほど変わりませんが、必要なときに必要なだけ現地で引き出せるお手軽感がマルでした。

3. クレジットカードもデビットカードも同じように使える

アメリカに数年暮らしたことがありますが、その当時からアメリカでは借金が膨らみがちなクレジットカードから、デビットカードに切り替える人が増えていました。私もマクドナルドの1ドルコーヒーからスーパーマーケットでの買い物など、ほとんどをデビットカードで支払い、家計簿アプリで管理していました。使いすぎの心配が少なく、自分で記帳する必要もなく楽ちんでした。
そんな生活に慣れてしまったため、もちろん日本でも同じスタイルを継承しています。
さて、ロサンゼルス。私は買い物好きではありませんが、ここまで来て何も買わない手はありません。Trader's Joeでメープルシロップや巨大ピーナツバターなど、アメリカならではの食品を家族へのお土産に。それから、Bed Bath & Beyondでは日本にはない柄のベッド用品を自分用に。次の日は、深夜にIHOP(International House of Pancake)で朝食メニューのパンケーキを注文してずっとおしゃべり。いずれの支払いも、デビットカードでの支払いは全くNo Problemでした。レストランなどのチップは現金で払うと喜ばれますが、Bill(勘定書き)にはチップの金額を書く欄があるので、現金がなくてもデビットカードで十分間に合います。チップの目安は支払料金の15%です。

ソニー銀行のデビットカードでもうひとつ安心なのは、支払いをするとすぐにメールで利用額の通知が来ること。一日の終わりに利用額を確認すれば、使いすぎも防げるし、万一不正使用されてもすぐにわかるので安心です。

4. クレジットカード、デビットカードは盗難の時も安心

平和な日本での暮らしに慣れた日本人は、どこの国でもスリや盗難に遭いやすいので、くれぐれも注意しましょう。そんな被害に遭わないためにも、現金の持ち歩きは最小限にするのが重要です。多額の現金を持ち歩かないことが当たり前のアメリカでは、ATMでの現金引き出しの限度額が500ドルまでの銀行もあります。

旅行の時は、事故や病気、盗難に備えて必ず「海外旅行保険」に加入したいものですが、海外旅行保険で現金の盗難は補償されません。気をつけましょう。万一、クレジットカードやデビットカードを盗まれたときは、必ず警察に届けて、カードの発行会社にすぐ通報しましょう。カードの利用がストップされ、万一不正利用があったときも保険で補償されます(一定の条件があります)。とにかくすぐに届け出ることが大切です。
私の友人は、ロサンゼルスのクラブで財布を盗まれ、財布の中にはソニー銀行のデビットカードが入っていました。すぐに彼女はスマホでログインし、デビットカードの利用限度額とATMでの引出額をゼロに変更しました。幸いなことに、翌日になって財布とカードは無事に戻り、再びスマホでデビットカードの利用限度額、ATMでの引出額の設定を元に戻し、その後の旅行も、カードを使い続けることができました。デビットカードの不正利用がなかったことは不幸中の幸いでした。

楽しいことも危険なこともたくさんある海外旅行。お金でトラブルに遭わないように、自分にあった方法で現金、クレジットカード、デビットカードを使いこなしたいですね。では、Bon Voyage!

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