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FP深田晶恵がカナダ旅行で Sony Bank WALLET をフル活用 【後編:バンクーバーでショッピング&食事を楽しむ】

こんにちは、ファイナンシャルプランナーの深田晶恵です。ゴールデンウィークにバンクーバーへ旅行しました。FP目線で「海外旅行先でのおトクなお金の支払い術」をお伝えしたいと思います。前編の「外貨キャッシュ編」に続き、後編は「ショッピング&レストラン編」です。

予算オーバーで「円からアシスト」機能に助けられる

前編でお話したように、海外旅行先でのおトクなお金の使い方は「カード払いをメインに、少しのキャッシュ」が基本。一般的にはキャッシュのコストが高いからです。 今回の旅では、Sony Bank WALLETを使って現地ATMでカナダドルを引き出したので、両替よりも安いコストでキャッシュを手に入れることができました。

後編は「ショッピングやレストランでのカード支払い」についてです。 Sony Bank WALLET で代金を支払うと、外貨預金から即時引き落とされ、そのとき海外ショッピング手数料はかかりません(対象の10通貨の場合)。かかるのは外貨預金に預け入れたときの為替手数料のみですから、貯めた外貨をそのまま使うことができるのです。便利でおトクですね!

私の今回の旅では、Sony Bank WALLET をフル活用するつもりだったので、出発前に「Sony Bank WALLET のアプリ」をダウンロードしておきました。このアプリ、ものすごく便利!残高照会も取引履歴も瞬時に表示されます。レート電卓というお役立ち機能もあり、Sony Bank WALLET を使うなら必携のアプリです。

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Sony Bank WALLET には「円からアシスト」という機能があり、外貨普通預金口座のお金を使い切ってしまっても、円普通預金口座から不足分が自動で外貨普通預金口座にチャージされるのです。

出発前に「旅行の予算」を立て、その分だけカナダドルの口座に入れたのですが、帰国日前日に予算オーバー。「円からアシスト」のお世話になりました・・・。かゆいところに手が届くサービスです。

バンクーバーといえば、シーフードがおいしい土地。もちろん、食べてきました。

シーフードパスタは、エビがプリプリ。もともとエビ好きなのですが、海外旅行先では、メニューの魚の名前(英語)がわからないときは、迷わずエビを注文します。どんな味付けでもおいしい!「Prawn」という単語を覚えておくといいです。写真のような大きなエビのことです。小エビは「Shrimp」。 小ぶりの牡蛎も味が濃くておいしかった~。

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レストランでの支払いは「チップも込み」でカード決済

支払いは、Sony Bank WALLET で。デビットカードですが、クレジットカードと同じように会計時に出せばいいだけです。カナダでは、ほとんどがコードレスのカード決済端末機で、それをテーブルに持ってきてくれます。

カナダの公用語は、英語とフランス語。なので、決済端末機にカードを挿入すると、「英語」「フランス語」を選ぶ画面が出てきます。なるほど、お国柄ですね。

レストランでのチップも決済端末機で「%を選ぶ」しくみでした。

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上の写真は、ディナーで行ったレストランでのもの。 チップを「15%、20%、25%、other」の中から選択します。「other」を選ぶと、任意の%を入力することができますが、支払いのときは酔っ払っていて計算がおぼつかなくなっているので「other」を選んだことはありませんでした。

レストランのチップは、飲食代金に対してかかるものですから、高いワイン、高い料理を頼むと、ウエイターのチップも高くなりますよね。「今日のリコメンドは~」とすすめられるのは、安めの価格帯ではないことは確かです(笑)。注文する前に「おいしそうね、How much?」と笑顔で聞いてみるのが安心です。

ショッピングの途中でランチに入ったサンドウィッチ屋さんのチップは「18%、20%、25%」の選択肢でした。ディナーで行くレストランより価格が安めなので、チップの最低%が「18%」になっていると思われます。お店ごとに「%」をカスタマイズできるのでしょうね。

2年半前(2015年12月)にハワイで Sony Bank WALLET をレストランで使ったときは、まず「飲食代金」が口座から引き落とされ、チップは数日後から1ヶ月後に別途引き落とされました。

当時の記憶を引っ張り出すと、飲食代金のみでいったんカード決済し、その後にチップを伝票にペンで書き加える・・・みたいな手順だったと思います。なので、チップだけ「後日引き落とし」の決済時差が発生するのでしょう。

飲食代金とチップの決済時差は「アメリカだから」なのか、それとも「2年以上前のことだから」なのかは、残念ながら不明です。クレジットカードなら、月1回の「締め日」ベースなので、飲食代金とチップの引き落としに時差は発生しないと思います。 即時決済のデビットカードならではの時差なので、国やお店によって「こういうこともある」と覚えておくとあわてなくて済むので安心です。ちなみに今回のバンクーバー旅行では、すべて「飲食代+チップ」の合計額が即時決済で口座から引き落とされていました。

「現地通貨決済」と「日本円決済」を選ぶとしたらどちらがおトク?

海外でカード支払いをする際に、たまに「ドル(現地通貨)で払いますか? 円で払いますか?」とお店の人に聞かれたり、決済端末上で選択を求められたりしたことはありませんか。 ここでみなさんにクイズです。今回のケースでは「現地通貨払い」と「日本円払い」どちらを選ぶのがおトクでしょうか。

下のレシートを見てください。日本円を選択すると「BASE RATE+4%」とあります。為替変動リスクを加盟店管理会社が4%でカバーしてあげるよということ。 4%上乗せ後の適用レートは、1CAD=88.57399円とあります。

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答え合わせです。「日本円払い」は選ぶのは損です。 前編の表にある通り、私がソニー銀行の外貨預金口座でカナダドルを買ったときのレートは、1CAD=85.46円ですから、「現地通貨払い」を選ぶほうがレートは安いのです。

38.86CADの代金を・・・ (1)「日本円支払い」を選ぶと、3,442円 (2)「CAD支払い」を選ぶと、3,320円(外貨預金預入時のレート85.46円×38.86CAD)

(2)が正解ですね。ランチ代なので、差はわずか122円ですが、ブランドバッグや時計など高額商品の場合は、2ケタ違います。もし2ケタ多い3.886ドルのお買い物をしたら、差は1万2,000円以上にもなるのです。まさに「知らなきゃ、損!」ですね。

Sony Bank WALLET なら、外貨預金口座に入金した時点の為替レートで「自分の外貨コスト」が確定しますので、為替変動リスクは発生しません。ですから、基本的に「現地通貨払い」を選ぶのが賢いお買い物術なのです。

カナダでは1セント硬貨がない!roundingルールとは?

最後に小ネタを。 カナダは、1セント硬貨の製造を数年前に廃止したそうです(1CAD=100セント)。一番少額のコインは5セントです。1セント硬貨を作るのに1セント以上のコストがかかるので、税金の節約のために廃止したとのこと。

では、支払い代金が、4.83CADだったらどうなると思いますか?

「1セント」単位のものは、切り捨て、もしくは切り上げのルールがあります。

セント単位の終わりが、「1、2、6、7」の場合→切り捨て(round down) セント単位の終わりが「3、4、8、9」の場合 →切り上げ(round up)

先ほどの4.83CADの場合は、最後の数字が「3」なので切り上げルール適用となり、4.85CADとなります。日本人にしてみると、なんだか不思議な感覚です。レジで自動計算なので、レシートをじっくり見ると計算過程が書いてあります。

roundingルールは、キャッシュでの支払いのみ適用されます。カード払いは、切り上げも切り捨てもなく「そのままの金額」で決済です。国の「電子決済推進」の一環なんでしょうね。

海外旅行先での支払いは、Sony Bank WALLET のデビットカード活用がとてもおトクですが、キャッシュを現地で使ってみると、こうした「お国事情」も垣間見ることができて、楽しいです。Sony Bank WALLET はキャッシュのコストも安いですしね。

たった5泊7日でも「お金ネタ」はいろいろあるものですね。おつきあいいただき、ありがとうございました!

外貨預金の重要事項

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最後に追加のおトク情報を。バンクーバーのホテルのベッドが柔らかすぎて、「ぎっくり背中」の激痛に悩まされ、現地の病院へ行くはめになりました。しっかり海外旅行保険に入っていたので、治療費キャッシュレス&日本語通訳付きで診療を受けることができたのです。そのてん末をコラムにまとめましたので、よかったら読んでみてください。『旅先のカナダで「ぎっくり背中」、病院で海外旅行保険を使ってみた』

https://diamond.jp/articles/-/170051

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【深田晶恵 ふかたあきえ】

株式会社生活設計塾クルー取締役。
ファイナンシャルプランナー(CFP・1級FP技能士)
FP歴は22年。同じオフィスのFP6人で、金融商品・保険商品の販売をしないことをモットーとする独立系FP会社「生活設計塾クルー」を2002年に立ち上げ、個人向けのコンサルティングを行うほか、新聞・雑誌などマスメディアや講演等でマネー情報を発信する。すぐに実行できるアドバイスをするのがモットー。日経WOMAN、ダイヤモンドオンラインなどでマネーコラムを連載中。
生活設計塾クルーサイト http://www.fp-clue.com/
個人サイト:http://www.akie-fukata.com

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