
ソニー銀行では、2017年8月8日より投資型クラウドファンディング「Sony Bank GATE」の取扱を開始し、2023年11月には50ファンドを達成、募集総額も10億円を突破しました。
> Sony Bank GATE、50ファンド達成&募集総額10億円を突破!
その後もソーシャルグッドな取組を行う挑戦企業のファンドを募集し、2024年度末時点で累計62ファンドとなっています。
今回は、 2024年度末までに公開した62ファンドを対象に、Sony Bank GATE をご利用いただいた投資家のかたがたの属性(年代)をはじめ、ファンドの償還実績や償還率、申込開始から完売までの最短時間など、特にお客さまから「知りたい!」とお声をいただいている情報を公開します。
募集ファンド件数推移
これまで募集した年度ごとのファンド件数です。
年度により異なりますが、年間約10ファンドの募集となっています。
募集ファンド(2017年度~2024年度)TOTAL:62ファンド
年度 | 件数 |
2017 | 2ファンド |
2018 | 10ファンド |
2019 | 8ファンド |
2020 | 5ファンド |
2021 | 12ファンド |
2022 | 6ファンド |
2023 | 8ファンド |
2024 | 11ファンド |
Sony Bank GATE 投資家属性(年代)
2024年度に募集した11ファンドをお申込いただいた投資家の年代割合です。
幅広い年代のかたがたにご利用いただいておりますが、特に40代~60代のご利用が多く、全体の80.3%を占めています。
年代別割合
(2024年度募集ファンドのみ)
20代 | 1.6% |
30代 | 8.1% |
40代 | 24.2% |
50代 | 36.5% |
60代 | 19.6% |
70代~ | 10.0% |
ファンド償還実績
全62ファンドのうち、86%にあたる43ファンドが元本以上の償還となりました。(2025年4月末時点で「運用中」「会計期間終了(分配前)」「不成立」の12ファンドを除く50ファンドが対象)
ファンドの分配金は挑戦企業の売上実績に連動して償還されますが、サービス開始当初は創業間もないベンチャー企業を対象とするファンドが多かったこともあり、元本未満の償還となるケースがありました。
Sony Bank GATE は元本割れリスクのある金融商品であるため、投資家のみなさまに少しでも安心してご利用いただけるよう、近年は比較的社歴が長く実績がある挑戦企業を対象とするファンドを増やしており、特に2022年度以降に募集したファンド(運用中を除く)の償還実績はすべて元本以上となっています。
償還実績(対象50ファンド)
元本以上の償還 | 43ファンド(86%) |
元本未満の償還 | 7ファンド(14%) |
募集した年度の償還実績(対象50ファンド)
年度 | 元本以上の償還 | 元本未満の償還 |
2017 | 1ファンド | 1ファンド |
2018 | 6ファンド | 2ファンド |
2019 | 5ファンド | 3ファンド |
2020 | 5ファンド | 0ファンド |
2021 | 11ファンド | 1ファンド |
2022 | 6ファンド | 0ファンド |
2023 | 7ファンド | 0ファンド |
2024 | 2ファンド | 0ファンド |
ファンド償還率
続いて、ファンド償還実績にて対象とした50ファンドの償還率の割合です。
元本以上の償還となった43ファンドのうち、全体の74%にあたる37ファンドが事業計画売上高の目標を達成し、当初計画値満額での分配金支払となっています。
一方、元本未満の償還となった7ファンド中6ファンドは50%未満の償還率となりました。
償還率割合(対象50ファンド)
100%以上(満額での目標達成) | 37ファンド(74%) |
100%以上 | 6ファンド(12%) |
50%以上~100%未満 | 1ファンド(2%) |
50%未満 | 6ファンド(12%) |
ファンド完売までの最短時間
年度ごとで完売までの時間が最も短かったファンドに着目すると、2018年度以降徐々に短くなっている傾向があります。
特に2024年度は申込開始から1時間足らず(約46分)で完売したファンドがあるなど、早期完売となるケースがありました。
そのため、お申込をご検討いただいていたお客さまから「すぐに完売してしまう」「申込もうとしたら募集終了していた」「もっと多くのユーザーが申込めるようにしてほしい」といったお声をいただいております。
そのようなお客さまからのお声を踏まえ、今後はより多くのお客さまにご利用いただけるよう、一人あたりの申込上限口数を抑えたファンド設定をするなどの対応を行っていきます。
ファンド完売までの最短時間(単位:時間)
年度 | ファンド完売までの最短時間 |
2017 | 12時間 |
2018 | 48時間 |
2019 | 19時間 |
2020 | 12時間 |
2021 | 12時間 |
2022 | 9時間 |
2023 | 5.5時間 |
2024 | 0.8時間 |
挑戦企業の所在地
挑戦企業の所在地を「三大都市圏(東京圏・大阪圏・名古屋圏)」と「三大都市圏以外」で分けた割合の推移です。
サービス開始当初は三大都市圏に拠点を置く企業の割合が多かったのですが、近年は三大都市圏以外の企業の挑戦が増加しています。
全国各地の企業への支援を通じて、企業とその地域の魅力向上に貢献していることも Sony Bank GATE の特徴のひとつです。
ファンド対象企業の所在地
年度 | 三大都市圏 | 三大都市圏以外 |
2017 | 100.0% | 0.0% |
2018 | 60.0% | 40.0% |
2019 | 62.5% | 37.5% |
2020 | 80.0% | 20.0% |
2021 | 33.3% | 66.7% |
2022 | 16.7% | 83.3% |
2023 | 62.5% | 37.5% |
2024 | 9.1% | 90.9% |
SDGs目標への貢献(Sony Bank GATE とSDGs)
ソニーグループではSDGsの考えかたに強く共感し、活動を推進しています。
Sony Bank GATE でも投資型クラウドファンディングサービス自体が目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」に該当しています。
なお、これまで募集した全62ファンド中40ファンド(65%)がSDGsに関連した活動となっております。なかでも、飲食料品含む製造業が多いことから目標12「つくる責任 つかう責任」が最も多くなっています。
SDGs関連ファンド | 40ファンド(65%) |
対象外 | 22ファンド(35%) |
Sony Bank GATE ファンドを通じて貢献したSDGs目標件数
目標1.貧困をなくそう | 2 |
目標2.飢餓をゼロに | 3 |
目標3.すべての人に健康と福祉を | 1 |
目標4.質の高い教育をみんなに | 2 |
目標5.ジェンダー平等を実現しよう | 0 |
目標6.安全な水とトイレを世界中に | 2 |
目標7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに | 1 |
目標8.働きがいも 経済成長も | 6 |
目標9.産業と技術革新の基盤を作ろう | 6 |
目標10.人や国の不平等をなくそう | 3 |
目標11.住み続けられるまちづくりを | 3 |
目標12.つくる責任 つかう責任 | 23 |
目標13.気候変動に具体的な対策を | 1 |
目標14.海の豊かさを守ろう | 3 |
目標15.陸の豊かさも守ろう | 3 |
目標16.平和と公正をすべての人に | 0 |
目標17.パートナーシップで目標を達成しよう | 1 |
※ファンドが複数目標に該当する場合は目標ごとに計測、ソニー銀行による独自調査
今後も個人のお客さまの「資産運用×企業への応援・共感」のニーズにお応えすべく、魅力的なファンドをリリースしていきます。
ファンド募集の詳細はウェブサイトで紹介していますので、お客さまの社会貢献や資産運用の一助としてぜひご検討ください。