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石井竜也 ライブレポート

ソニー銀行

イベント , キャンペーン

カメラマン:荒川 潤

最新アルバム『BLACK DIAMOND』を手に9月よりスタートした、石井竜也さんの全国ツアー「TATSUYA ISHII SPECIAL CONCERT TOUR 2016 BLACK DIAMOND REFLECTION」(以下「BLACK DIAMOND REFLECTION」)。ここでは、ソニー銀行のお客さまもご招待した10月21日(金)に行われた東京国際フォーラム ホールA公演の模様をお伝えします。

会場入口や場内ロビーには、鹿鳴館に招き入れられた紳士淑女のように、現(うつつ)を忘れ一夜の宴を目一杯お洒落をして楽しみにやってきた人たちであふれ返っていました。

中には、サングラス姿に髪の毛をオールバック風にした石井さんに成りきった姿の人も、ちらほら。もちろん、平日の夜という理由からネクタイにスーツ姿の会社員や会社帰りのOLさんとわかる出で立ちの人たちも多く来場していました。

これは想像になりますが、女性の皆さまは着替え持参で参加されたかたも多かったのではないでしょうか。出社するには華やかなドレス姿風の女性たちを多く見かけたように、会場入りする前にできる限りお洒落を施しながら、今宵の宴を誰もが心をときめかせ楽しもうとしている姿が、とても印象深く瞼に焼きつきました。

石井さんの場合、彼の音楽と長く歩み続けてきた人たちが多いせいか、年齢層も男女ともに30-40代を中心に、50代以上や20代以下の人たちと幅広い年代の人たちが会場に訪れていました。

アーティストによっては子どもも連れて親子で楽しむ姿も見かけますが、石井さんの場合、両親と一緒にコンサートを楽しむ女性の方も見受けられました。

他にも、友達はもちろん、耳に入る言葉をきいていると、仕事先のかたと共通する好みを感じたことからコンサートに誘い、訪れた人たちも...。

大人たちが少しでも現実を忘れ、夢の世界で極上なひとときを過ごそうと足を運ぶように、そこにもいろいろな人生の一幕が伺い知れました。それはまるで、アルバム『BLACK DIAMOND』に描き出された激動な人生を歩んできた主人公や、その主人公のまわりを彩った人たちのように...。

石井さんのコンサート会場は、ひと言やふた言では語り尽くせない人生を歩み続けてきた人たちが、日々の喧騒を忘れて集う大人の社交場。

だから、誰もが目一杯自分を華麗に着飾り、紳士や淑女としてみずからを彩りながら、素敵なパーティに酔いしれようと、始まりのベルが鳴るのを心待ちにしていたのかも知れません。

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カメラマン:荒川 潤

今回のコンサートは、二部構成で実施。一部は、過去へ遡るように時計の針がカチカチと時間を巻き戻す形で始まりを告げました。 

冒頭を飾ったのは、アルバム『BLACK DIAMOND』の1曲目に収録した『NAMELESS』。続けざま『DREAM BOY』を披露したように、この世に生を受けた少年が、ギラついた野望を胸に人生を駆け上がってゆく様を中心にステージは進んでいきました。

序盤の舞台上には、凛々しくワイルドな姿のもとロックな姿勢でせまってゆく石井竜也さんの姿がありました。全身から気迫を発してゆくパワフルなステージングに気持ち沸き立つのでしょう、最初からスタンディングで楽曲を全身に受け止める人たちも多く見受けられました。

前半は、流れを変えながらも、最新アルバム『BLACK DIAMOND』に収録した曲たちを中心に構成。人生の中での大きな転換を描いた楽曲たちを多く並べたように、石井さんはこのステージを通して自身の。何よりも、会場に足を運んだ人たちの人生と重なり合う歌を歌いながら、「あの頃のようにもっとギラつこうよ」「大切なものを改めて見直そうよ」と問いかけてきました。その想いが、何よりも嬉しかった。

石井さんは人生を歩み続けることの大切さを、あえてコミカルな視点から語り続けていました。それが、最新アルバム『BLACK DIAMOND』や今回のツアーの軸となる想いだからこそ!?

第一部後半には『この瞳が見えるかい』のように、艶めいた大人の色気を持って会場中の人たちを魅了する場面も登場。むしろ、訪れた人たちの心を歌で優しく抱きしめてゆく感覚と表現したほうが正しいかも知れません。

この日のコンサートでは躍動するロックな表情も見せていましたが、前半部はとくに、触れた人たちの心に温もりを与えてゆく歌を中心に構成していました。

第一部の最後を飾った『FLYING HEART』を美しくも華やかに歌ったとき、一緒に気持ちまで空へと舞い上がってゆく感覚のなんて心地好かったことか...。

時には影も忍ばせながら。でも、駆け上がる人生模様や大切な人の存在を確かめながら、胸に光を注ぐように第一部の幕は閉じていきました。

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カメラマン:荒川 潤

第二部は、激しい恋心を描いた『BLACK ANGEL』からスタート。序盤には『黒の中の赤』『熱愛』など情熱的な恋を歌う楽曲を軸に、石井さんなりの愛する想いをラテン/スパニッシュな演奏を通して熱情的に伝えてくれました。

何処か哀愁や影を抱きながらも胸の内側に沸き上がる炎を覚えてゆく。恋とは、不安を抱えながらも燃え盛る気持ちの疼きを止められないもの。その心模様を、序盤に描き出していました。

光と対をなす影があるからこそ、人生のドラマにはいろんな深みが増してゆく。石井さんなりの視点で人生の悲哀を歌った『SHADOW』。そして...。

後半では、「勇気のいる言葉」を告げることの大切さをコミカルに語った後に『勇気の言葉』を熱唱。じつはこの曲が、第二部の後半へ向け華やかさを増してゆくパーティの幕開けになりました。

第二部後半には、『浪漫飛行』や『この世のHEAVEN』など、感情のアクセルをグッと踏み込み、一緒に騒ぎたい楽曲を用意。激しさや派手さよりも全体的に温かいアレンジを施してるとはいえ、気持ちを上げてゆく歌の数々に触れ、会場中の人たちも熱を帯びてゆく演奏に導かれどんどん気持ちを開放しながら楽しんでいたようです。

ラストを飾ったパーティロックチューン『壮絶夜舞酒家(souzetu night club)』では、会場中の人たちがダンスを踊って何時しか会場は大きなダンスホールに様変わっているようでした。こんなに華やかな気分で無邪気にはしゃげるのって、とても素敵じゃないですか!?その瞬間は誰もが少年少女に戻り、音楽に導かれ踊り続けていましたから。

アンコールでは、満天の星空を背景に、しっとりとしたピアノの音色に乗せてバラードの『君がいないことなんて』を石井さんは歌いかけてきました。歌が進むにつれ次々と楽器陣も増え、その演奏は、何時しか美しいオーケストラのようにも耳に響いてきたくらい。

なんて心が酔う歌なんでしょう。この時間をずっとずっと共有していたい気分でした。

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カメラマン:荒川 潤

2時間半強という現実を忘れさせた時間の中、この会場に居た人たちの誰もが、自分の人生の針もいろんな時代へ巻き戻しながら、一つ一つの場面へみずからのさまざまな人生を重ねては酔いしれていました。

こういう至福な世界を味わえるのなら、また彼のもとへ集いたい。そう思わせてくれた石井さんのコンサートでした。

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