こんにちは。ソニー銀行WAYの一つ「自分ブランドWAY」キャプテンのサオリンです。
ソニー銀行では、部門を横断して中長期的な課題(WAY)の解決に取り組む「WAYプロジェクト(※)」が進行中です。全社員が11のWAYのいずれかに所属していますが、正解のないプロジェクトを進める難しさに日々奮闘しています。
そんな中、社員向けに行われた講演会で、他社で成功したプロジェクトの情熱的なエピソードを聞いて、勇気が湧いてきました。
(※)WAYプロジェクトについては、「『日経ビジネス』の「人事部こそリストラ」特集にソニー銀行が掲載されました!」でもご紹介しています。
講師は、三菱日立パワーシステムズエンジニアリング(株)の 国境無きエンジニアこと八木田寛之さんです。
業種、業界を超えて、三菱重工グループで進行している「部門横断新ビジネス創出活動 "K3プロジェクト"」 を立ち上げ、リーダーシップを発揮してこられたかたです。
K3プロジェクトの意味は、
Kiai×Konjo×Kilo
気合(K1)と根性(K2)でアイデア1,000個(K3)
熱意あふれるネーミングですね!
社内横断プロジェクトで乗り越えた課題と得られた成果について、熱く語っていただきました。
企業の中で事業化に進めるために必要な交渉など、プロジェクトで成果を上げるための秘訣がありましたが、なかでも印象に残ったエピソードの一部をご紹介します。
素晴らしいアイデアは出せるのか?
「せんみつ」という言葉をご存じですか?起業家の間で使われる言葉で、1,000の会社のうち3の会社が成功するという意味です。
新規事業の実現の難しさをつきつけられたK3プロジェクトでは、せんみつに倣ってなんと新ビジネスのアイデアを1,000個出すことに挑戦。
結果、32人の参加者で約4カ月かけて目標を超える1,040のアイデアを創出!
合宿で1,000以上⇒10以下に案を絞り、事業化の魅力を伝えるために20件を特許出願、最終的には有望事業2案で役員プレゼンに臨んだそうです。
「自分たちでやるんだ」という強い意志
1,040のアイデアを出して得られたことの一つは、参加したメンバーが「こんなに考えた人は自分たちの他にいない」という自信が持てたことだと語る八木田さん。
K3プロジェクトの成功の秘訣は、まさに気合いと根性(内面の改革)、そして意欲的な人を集めてやること(行動)なのだなと感じました。
簡単ではない新ビジネスで成果を出すためには、現状や、与えられた環境に甘んじずに「自分たちでやる」という覚悟や、「世界を変える」という強い意志を持ってあきらめずにやりきることが大事なのだと教わりました。
ソニー銀行では、「自分ゴト化」という言葉をよく使います。課題を「ヒトゴト」ではなく「自分の問題」として取り組むという意味です。
WAYプロジェクトでメンバーが課題を自分ゴトとして取り組むためにはどんなリーダーシップをとればいいのか、私自身も強い気持ちを持ってがんばります。
【八木田寛之さんについて】
八木田寛之さんブログ:『Do the right thing』
(サオリン)