こんにちは、ソーシャル担当のサオリンです。
先日、住宅と資産設計のプロをお招きして「ソニー銀行 スマートマネーライフセミナー ~プロフェッショナルに訊く、住宅と資産設計の最新事情~」というセミナーを開催しました。
本セミナーは、なかなか学べる機会のない家選びと資産設計の考え方を知っていただくことを目的に、お客さまをお招きしたものです。
しかし、当日はあいにくのお天気。ビルの18階からの眺めも、かすんで見えないほどの台風の中、たくさんのお客さまに足を運んでいただきました。ありがとうございました。
本ブログでは、講師別に前・後編の2回に分けて内容をお伝えします。
今回は、前編:島原万丈氏のセミナー内容です。住宅のプロから、住まい選びでどこを見るべきかを教えてもらいました。セミナー前に行ったインタビューと、セミナーで印象に残った内容をあわせてご紹介します。
●事前インタビュー
株式会社ネクスト HOME'S総研 所長
島原万丈 氏
サオリン:
購入する家を考え始めるときに、上手な情報収集の仕方についてアドバイスをいただけますか?
島原氏:
まずは「自分たちが、どう暮らしたいか」を決めてから、それが叶う家を探すのがいいですよ。
サオリン:
なるほど。初心者だからたくさん情報を集めて勉強しなくては、と気張っていたのですが、まずは自分の中で理想の暮らしを描くことが大事なのですね。視点が変わり勉強になりました。
●セミナー
プロしか知らない、本当の住まい選び 〜住宅市場最前線からの提言〜
「プロしか知らない」というタイトルに込められた意味ですが、ネットで情報収集ができる今の時代、「住宅の情報」はプロでなくてもプロ以上に知ることは出来るけれど、「住宅の見方」は、プロでないとなかなか習得出来ない。そこで、今回は住宅のプロによる住宅の見方を伝授してくれるというものです。
島原氏のセミナーを通じて、住まい選びは、「居住価値」(住み心地)と「資産価値」(将来売れるか、貸せるか)という住宅の2つの価値のバランスがポイントという発想を学びました。
住宅選びに関する提言で、特に印象に残ったものをまとめます。
変えられるものに、惚れてはいけない。
住み心地に関わる、変えられないもの。すなわち、立地とスケルトン(構造躯体)が優れている住宅を選ぶこと。
素敵なインテリア、最新の設備機器、間取りプラン・・・これらはすべて変えられるもの。
スケルトンとは、躯体天井高、窓の性能、省エネ性など。スケルトンを調べるには、性能評価書をチェックすべし(マンションなら、躯体天井高2650以上&省エネルギー対策等級4は必須)。
Location, Location, Location
資産価値の大きな要素は、立地(Location)。
資産価値を重視するなら、中古で売れる、または賃貸で貸せるエリア(都心>郊外)、駅近を選ぶこと。
まとめ:
まず「自分たちが、どう暮らしたいか」を決めること。
そして、一般論に惑わされず、自分たちのタイミングで、居心地の良い空間を、無理のない範囲で手に入れましょう。
その際には、将来に対するリスクヘッジとして、資産価値とのバランスを考えて決めましょう。
サオリンの感想:
家を探そうと思ったら、私の性格上、まずあらゆる情報を収集して、さらにソーシャルで、、、そうこうしているうちに一般論や他の価値観に流されて、結局自分がどういう暮らしをしたかったのか分からなくなってしまいそうな図が浮かびました。
島原さんのお話を聞いて、まずは自分がいつどこでどう暮らしたいかをイメージしてみることから始めようと思いました。そして、家選びの際のチェックポイントは上記を参考にすればばっちりですね。
会場のお客さまは、メモを取りながら熱心に聞き入る方が多く、アンケートでも「勉強になった」「もっと聞きたい」などの熱いコメントをいただきました。
また、夜の開催のためウェルカムドリンクとフィンガーフードをご提供しましたが、女性のお客さまにはお料理が好評でした。
次回は、後編:内藤忍 氏の「トータルバランスで考える 住宅ローンと資産運用の両立」をご紹介します!
借金がメリットになる!?など、資産管理とローンについて、前向きになれるお話を聞けました。どうぞお楽しみに!
(サオリン)