初めて海外旅行に行くとなると、何を持っていけばいいのか分からないということが多いですよね。特にツアーではなく、航空券とホテルだけ予約して個人旅行をする場合は、旅行代理店のように色々と聞ける相手もいません。
そこで今回は初めての海外旅行での注意点と、持っていくべき持ち物リストをまとめました。初めて海外旅行にいくというかたはぜひご覧ください。
初めての海外旅行で注意すべきこと
旅行の計画を立てるときから旅行先でのことまで、注意すべきことをまとめてみました。
旅行のメインの目的を決める
初めての海外旅行で一番注意すべきこと、それは「どのような目的で海外旅行に行くかあらかじめ決めておく」という点です。
海外旅行では日常を離れて普段はできない経験をすることができますから、色々なことをしたいと思われるでしょう。しかし予定を詰め込みすぎてしまうと、ただ忙しいだけの旅行になったり、体調を崩してしまう旅行になったりします。
観光、ショッピング、レジャー、グルメ、リゾートなど、旅行のメインの目的をあらかじめ決めることで、どのような荷物が必要かも変わってきます。まずはどのような目的で行くかを決めましょう。
「自由度」か「サポート」自分に合ったスタイルで旅をする
海外旅行に行くには、パッケージツアーを利用するか、個人旅行で行くかふたつの方法があります。少し古い調査結果になりますが、インターネットリサーチの株式会社マクロミルが2008年に行ったアンケートによると、プライベート目的の海外旅行では6割がパッケージツアーを利用し、個人手配で行く人は27％となっています。
パッケージツアーのメリットは、旅程の計画、航空券やホテルの手配などの手間が省けること。また、言葉の問題、トラブルが起きた場合に対応してくれるなど「サポート」してくれるので安心できることです。一方、旅行の日程が忙しい場合が多く、大人数で行動しなければならず、旅の「自由度」が低いことなどのデメリットがあります。
初めての海外旅行であれば、余計な心配をせず気軽にいけるパッケージツアーをオススメします。ただ、多少語学力に自信があって、自由とゆとりあるスケジュールを望むのであれば、例え初めての海外旅行であっても個人旅行をオススメします。
結局は、自分に合ったスタイルで旅をするのが一番です。
安全を確保する
海外では、言葉はもちろん、生活習慣や法律も日本国内とは異なります。そのような普段とは違う環境を楽しむことができるのが海外旅行の醍醐味といえますが、一方で、国内にいるときとは違い、気をつけなくてはならない事が増えてきます。安全対策がそのひとつです。安全については旅行先の基準で考えましょう。治安の悪い地域などを事前にしっかり調べておくことが大切です。
政府広報オンラインでは海外旅行者に向け、事前の安全対策を公開しています。その中にある「渡航前にしておきたい４つの安全対策」を引用します。
- 意識を海外モードに
- 安全に対する最新の情報を入手
- 海外旅行保険に入る
- 日程や滞在先などを家族、友人などに知らせておく
その他にも、運悪くトラブルに遭遇してしまった場合に在外公館が手伝えることの情報も公開されているので、詳しくは政府広報オンライン(政府広報オンラインのページに移動します。)をご確認ください。
旅行先の気候を知る
海外旅行に行く時は、事前に旅行先の天候を知っておくことも重要です。初めて行く海外旅行。ギラギラの太陽とスカっと晴れた青空を期待して行ったビーチリゾートなのに、連日雨に降られ、ホテルでずっと過ごすことになったらシャレになりません。実際、アジアのビーチリゾートには、日本の夏は雨期にあたり、旅行のベストシーズンではないところも多いので注意が必要です。
旅行先の慣習を知る
他国文化に敬意を払い、現地の方の慣習の邪魔をしてはいけません。特に、寺院・教会内で騒いだりするなど、宗教を侮蔑するような行動をとらないよう十分注意しましょう。また、日本での常識が、海外では非常識になる場合もあります。何の気なしにやったことでも場合によっては大きな問題につながることもあるので、旅行先の文化、慣習をあらかじめ知っておくことが大切になります。
必ず持っていくべき持ち物リスト
では次に、どのような海外旅行であっても用意するとよい持ち物をご紹介します。
貴重品
一番大事なのは貴重品です。これなしに海外旅行はできません。スリなどの被害に会わないように貴重品の管理には細心の注意が必要です。
- パスポート
- 航空券
- お金（日本円、現地通貨）
- クレジットカード
- デビットカード
- 海外旅行保険の契約証や契約番号などの控え
- 財布（普段使っているものではなく、ブランドものではない旅行用のものを持って行くとトラブル対策になります。）
電気製品
通話をしたり、インターネットを利用するだけでなく、写真撮影などにも大活躍の電気製品。海外で使う場合の設定の確認や、現地の環境で充電できるかどうかチェックしておくことが必要です。
- スマートフォン
- デジタルカメラ
- プラグセット
- 各種充電器
- モバイルバッテリー
衣類
日本で事前に情報収集をしたとしても、現地についてみたら思ったより暑かった・寒かったということが多々あります。気候の変化に対応できるように準備をしておくことをオススメします。
- 下着
- 靴下
- 洋服
- 上着（現地の気候に合わせて、なるべくかさばらないものを用意）
- 雨具（折り畳み傘、あるいはカッパ）
機内を快適に過ごすのにあるといいもの
飛行機の機内はすごく乾燥しているので、乾燥対策は男女ともに必須です。また、長時間のフライトをどうやって過ごすのかも切実な問題です。
- リップクリーム
- のど飴
- マスク
- 本
- 雑誌
- 携帯ゲーム機
あると便利なもの
持って行かなくても何とかなるけど、持って行くと便利なものリストです。
- 複数口の延長コード（コンセントの争奪戦にならないように。変換プラグ等とあわせて。）
- ポケットティッシュ（あれば何かと便利）
- ビニール袋（スーパーの買い物袋を利用します）
- 携帯用スリッパ（飛行機内で便利）
- 衣類圧縮袋（荷物をコンパクトにまとめることができます。シワになりやすいので注意）
- 使い捨てカイロ（現地ではなかなか手に入りません）
- Ｓ字フック（タオルをかけたり、カバンをかけたりあると便利）
- 国際運転免許証（レンタカーで旅行先を周るのは楽しいものです）
おすすめの旅行先
初めての海外旅行、色々と行きたい旅行先はあると思いますが、たとえばハワイなど日本語でのサポートが充実している国であれば安心です。
パッケージツアーを利用せず個人手配で旅行をしている場合でも、クレジットカードを持っていれば、クレジットカード会社が観光情報を提供していたり、ホテル・オプショナルツアーの予約などをサポートしてもらえる場合もあります。
まだ海外旅行に慣れていない時は、もしもの時にサポートが受けやすい旅行先を選ぶことをオススメします。
外貨支払いをする際のオススメのカード活用法
海外でショッピングやレストランでの食事を楽しむ際は、現金はなるべく持ち歩かず、デビットカードやクレジットカードを併用して支払うと便利です。以下に、それぞれの支払い方法の特徴や活用法をご紹介します。
現金払い
現金はどこでも使えるのがメリットですが、紛失したり盗難されると戻ってくる可能性はほぼありません。そのため、多額の現金を持ち歩くのは危険です。また、外貨両替に手数料がかかります。
クレジットカード
クレジットカードは万が一不正利用された場合でも補償されることが一般的です。また、クレジットカードによっては海外で優待を受けられることもあります。ただ、限度額まで使えてしまうので意図しない使いすぎが起こってしまうことがあります。また田舎にいくとクレジットカードが使えない店もあります。
デビットカード
デビットカードは口座から即時引き落としされ、口座残高の分しか使えないので、使いすぎの予防に役立ちます。予算をあらかじめ決めてその金額だけ口座にいれておけばそれ以上使い込んでしまうことはなくなります。もしもお金が足りなくなったら日本で口座に振り込んでもらえばいいのです。デビットカードは、クレジットカードと同様に、一部の店舗で利用できない場合があります。また、海外利用の場合、カード会社所定の事務処理コストがかかります。
日程の長い旅行には海外ATMで使えるカードを
日程の長い海外旅行には海外で外貨を引き出せる国際キャッシュカードなどを持っていくようにしましょう。海外ATMで使えるカードを持っておけば、現地で現金が必要になったとしてもATMで引き出すことができます。
それぞれの特徴を活かした支払いを
支払い方法の特長を活かし、使いすぎ防止のため、ショッピングはデビットカードをメインに、ホテルなど決まった支払いはクレジットカードにして、必要に応じて現金を使うのが良いかもしれません。また、磁気不良などのトラブルに備えて各カードを2枚以上用意すると安心です。
初めて海外旅行に行く際に考えなくてはならないことは多数あり、不安に感じることもあるかと思いますが、準備をしていけば十分に楽しむことができます。しっかりと下準備をして旅行に行くようにしましょう。
それではよい旅を！
