年末年始。子どものときのワクワク気分が懐かしいですが、いまでも気持ちがわき立つように思う方はけっこういるのでは。一方、お金のことを考えると、出費が重なるのもこの時期です。
今年の年末年始の出費を伴う外出予定の合計予算をお知らせください。（自由回答）
株式会社マクロミル「年末年始の過ごし方に関する調査」より
上記の調査結果をみると外出の予定は減っても支出が増えている傾向にあるようです。思い当たるふしがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は年末年始にかかるお金を事前に管理することについてまとめてみました。
何かと出費がかさむ年末年始
12月にはクリスマスがあるので、家族や仲間と一緒にちょっと特別な食事をすることも多いのでは。外食はもちろんのこと、家でまったり過ごすという場合でも、意外と食費がかかるものです。
親しい人との忘年会や新年会は年末年始休暇のあいだに、ということもあるのでは。帰省の交通費やお土産代、さらに親戚へのお年玉などの出費もあるかもしれません。ボーナスが出ても気がついたらなくなっていた、なんてことになると困ります。
大事なお金を守るためには計画を立てて出費したいものです。12月になってから成り行きにまかせてお金をつかっていると、あっというまに手元のお金が目減りしかねません。
年末年始のお金の管理
年末年始にどうやってお金を管理するか。その期間にいくらお金をつかうか、前もって計算しておくことです。過去の例と支出の計画、あわせて概算を出しましょう。交通費は乗り換え案内などのウェブサイトで計算できます。交際費も、予定をベースに考えるとある程度見えてきます。二次会に誘われてもお金がもったいないから行かないというのでは、お金よりも大事な交友関係でミスをすることになってしまいます。使うことを前提で予算計画を立てるとよいと思います。
年末年始にかかるお金の節約法
年末年始にかかるお金をどうやったら削減できるか、少し考えてみましょう。
高速道路代
クルマの移動があるときはETCカードを作っておきましょう。クレジットカードを持っている方は申し込めば簡単に作れます。ETCカード利用時の割引額はかなり大きいので、料金所ゲートの通過が速いだけでなく、大きな節約になります。
飛行機
飛行機は航空会社の事前運賃割引制度を使って予約すると料金がかなり安くなります。時間帯などを工夫すれば、5割以上安く買えることもあります。もちろんLCCと呼ばれる格安航空会社もありがたい存在です。
電車
事前購入割引制度がいろいろあります。たとえばJR東日本の場合、インターネット予約サイト「えきねっと」を使うと割引きっぷ「トクだ値」が購入できます。「えきねっとトクだ値」は割引率5％〜20%、より早く購入する「お先にトクだ値」は同25％〜40％となっています。
年賀状
郵便局のWEBサイト「切手SHOP」で購入すれば、クレジットカードが利用できます。そのため、カード会社が設定したポイントやマイルの還元を受けることができます。
リサイクルショップ
年末の大掃除で、着ない衣類や読み終えた本、景品で当たった品物などを整理しませんか。不要なものはリサイクルショップで処分できます。インターネットから申し込めば段ボールを送ってきてくれ、買い取り料金は口座へ振り込み。予想していなかった臨時収入が得られるかもしれません。
年始にやるべきこととして、貯金の計画や昨年の支出の反省はどうでしょうか。月に１万円でいいから貯めるとか。そんなことを考えて、新しい年をお金とうまくつきあっていく年にしてみましょう。
