あなたを見る目が変わる！第一印象を大切に

初めて会った人からどう思われるか、気になりませんか？社会人にとって第一印象は大切なポイント。あなたがもし最初の印象だけで損をしているならば早めの対策が必要です。今回のブログでは簡単にできる第一印象アップ術をまとめてみました。きっとワンランクアップしたイメージで新生活を迎えられますよ。

第一印象は危機回避の能力

第一印象で人を判断してはいけない、とはよく言われる言葉です。でも、人間は「第一印象で人を判断する生き物」でもあるのです。もちろん、間違うこともありますが「パッと見」の判断というのは、思った以上に当たったりもするようです。

第一印象というのは、元々は危険を回避するためのものだといわれています。自分を騙す人、危害を与えそうな人に近づかないように脳が瞬間的な判断をするのです。では、その判断は何が元になるのでしょうか？それは、過去の経験です。嫌いな知人に似た人にいい印象を持つ人はいませんよね。

そうなると自分だけの問題ではないので「第一印象をよくする」というのは難しいともいえますが、個人差がない、一般的な第一印象のポイントも当然あります。そこをしっかりと押さえればあなたの「第一印象度」もしっかりアップすることができますよ。

さて、第一印象というのはどれくらいの時間で決まるのでしょう？６〜７秒とか10秒とか諸説あるようですが、いずれにしても短い時間です。その間に何を見て、何を感じるのか、それが重要ですね。

このような判断が数秒の間にされるといいます。アメリカの心理学者アルバート・メラビアンの「メラビアンの法則」は、日本では間違って伝わっている部分もあるのですが、彼が注目した「３つのＶ」は第一印象を考えるうえで大切なポイントなのは間違いありません。その３つのＶとは

第一印象において一番大切になるのが、表情やしぐさ、服装、姿勢など視覚からの情報です。特に上半身は注目度が高く、いい印象を与えるにはこまやかな注意が必要になってきます。

声のトーンや大小、話す速さなど聴覚からの情報も第一印象に大きな影響を及ぼします。視覚情報ばかりに気を取られてこちらを疎かにしないようにしたいものです。

以上の２つは「ノンバーバルコミュニュケーション」と呼ばれています。バーバルというのは言葉のことなので、言葉以外でのコミュニケーションのことです。この２つが第一印象にとっては重要度の高いポイントになってきます。

そして、３番目。これがバーバル、話の内容です。視覚と聴覚情報でいい印象を与えられたとしても、だんだん話を聞いているうちに「あれ？」と思われることももちろんあります。話の中身が大事なのはいうまでもないことです。

それでは３つのＶを参考に第一印象アップのための５つのポイントを紹介しましょう。

相手が笑顔の素敵な人だとこちらも安心して話ができますよね。第一印象にとって笑顔はかなりのキラーコンテンツ。まずは鏡の前で笑ってみましょう。自然な笑顔は一朝一夕にはできません。毎日、鏡を見ながら研究してみるといいですね。

家にやってきた営業マンのネクタイがゆるんでいたら、それだけで話を聞くのがイヤになってしまいますよね。髪の毛を整え、男性はヒゲの剃り残しに注意し、服装に気を配る。高い洋服などは必要ありません。なにより清潔感を大切にしてください。

あいさつは会話の基本です。笑顔で気持ちよくあいさつができればそれだけで合格点を付けてくれる人も多いでしょう。反対にむにゃむにゃと口ごもったり、どこからきた誰なのかも分からなければいい印象を与えられないのは当然です。たかがあいさつ、されどあいさつ、です。

姿勢が猫背だったり、歩き方がうつむきがちでトボトボという感じだったりするとそれだけでマイナスの評価になってしまいます。姿勢は自分自身ではなかなか判断できないもの。家族や友人に聞いて、早いうちに直すようにしましょう。

「あの人、早口でねぇ...」、セカセカと話す人はそれだけが第一印象になってしまって損をすることがあります。心がけたいのはゆっくりと落ち着いて低い声で話すことです。低い声は相手に安心感を与えるとともに、話をしっかり聞いてもらえる効果があるのです。

日本には「人の振り見て我が振り直せ」という言葉があります。５つのポイントを意識しながら他の人の観察もして、さらに第一印象度をアップさせましょう。周囲の見る目が違ってくると、自分の自信にもつながって嬉しいですよね。