こんにちは、サオリンです。11月30日(木)、「知っておきたい外貨の基本!為替入門セミナー」を当社CONSULTING PLAZA(東京・銀座)で開催しました。
手軽にはじめられ、どんどん楽しくなるという外貨取引の世界。セミナー内容から、ポイントをご紹介します。外貨に興味を持っていただくきっかけになれば嬉しいです。
講師紹介
講師は、ソニーフィナンシャルホールディングス 金融市場調査部 為替アナリスト 石川 久美子です。
石川は、前職で外国為替相場について調査・分析、レポートや書籍などの執筆、ブログ、Twitteでの情報発信、セミナー講師、テレビやラジオなどのコメンテーターとして活動していました。現在では、外国為替市場の調査・分析を担当し、マーケットレポートやオンラインセミナーで最新の為替に関する情報や注目通貨などについて発信しています。
講師の石川久美子
セミナー内容
今回のセミナーでは、なぜ外貨建ての資産を持つべきなのか、ニュースなどでよく耳にする円高/円安とは何かなど、外貨の基本を学びました。セミナーの内容を少しご紹介します。
外貨の基本
●なんで外貨建ての資産を持つべきなの?
1)リスク分散ができる(複数の卵を一つのカゴにいれるな)
2)日本のインフレ対策になる(インフレになると現金の価値が目減りする)
「複数の卵を一つのカゴにいれるな」は投資にまつわる格言で、卵を複数のカゴに分けて入れておけば、そのうちの一つのカゴを落としカゴの中の卵が割れてしまっても、他のカゴの卵は大丈夫という教訓です。円資産に加えて、外貨を持つことは、資産のリスクを分散する上で重要です。
インフレ(物価が上昇すること)になると、通貨の価値は相対的に減少します。従って、投資をすること自体が非常に重要です。また、現在の日本のインフレ率は1%未満ですが、日本銀行は「物価目標2%を安定的に超えるまで」 量的緩和(通貨安政策)を継続するとしています。すでに利上げをしている国の通貨に対しては、引き続き円安が進む可能性があり、外貨を持つのは運用のチャンスともいえます。
外貨をはじめるには?
初心者が外貨をはじめるなら、こんなことからやってみるのがおすすめです。
1)1つ通貨を買ってみる(最初は、通貨の中でもっとも取引量が多く、情報のとりやすい米ドルがおすすめ)
2)マーケットレポートを読んでみる(週一からでも)
1)たとえば、米ドルを買うと為替レートを頻繁にチェックするようになります。そうなると、為替が動く要因となるアメリカのニュースに興味が沸き、次第に他の通貨にも興味が沸き...といった具合に、1つの通貨を買うことがきっかけで、興味が世界へ広がります。
▼外貨の買い方はこちら
はじめての外貨 米ドルの買い方篇 <初級>ソニー銀行のつかいかた
はじめての外貨 初心者向け積み立て篇 <初中級>ソニー銀行のつかいかた
2)マーケットレポートは、継続して読んでいるとマーケットのトレンドがつかめるようになります。初めは難しく感じるかもしれませんが、続けてみてください。
セミナーを通して、直接お会いする機会のないお客さまとお話しすることができる貴重な時間になりました。
アンケートでお伺いしたセミナーに関するご要望は、今後の運営に活かしてまいります。
今後もセミナー・イベントを開催したら、レポートさせていただきます。