たまには日常生活を忘れて旅行をしたい!
でも、先立つものが・・・と、諦めていませんか?
旅行をしたくてもお金がないからやめてしまう人がいる一方で、年に何度も旅行を楽しんでいる人がいます。こんな人の旅行資金の作り方には、どんな工夫があるのでしょうか?
実は、上手に貯金をしている人には、共通点があるのです。貯金上手な人のコツをしっかり押さえて、あなたも貯金体質に変わりませんか? 今回は、旅行計画を実現するための工夫や、具体的な貯金術を紹介します。
1. 旅行のために貯金ができる人の特徴
貯金ができる人と貯金ができない人は、どこが違うのでしょう? なかなか貯金ができない・・と悩んでいるかたは、貯金ができる人の特徴をしっかり掴んで、まずは貯金体質になってみましょう。
以下のポイントのうち、いくつ実践できていますか?普段のライフスタイルを少し見直しながら、チャレンジしてみてください。
1.1. 目標をしっかりと立てている
コツコツと貯金をするのは簡単ではありません。せっかく貯金を始めても、欲しいものが見つかるとつい貯金を下ろしてしまうこともありますよね。まずは、何のために貯金をするのか、しっかりと目標を立てましょう。目標をできるだけ具体的に立てるのが、貯金ができる人の特徴です。
「○月○日までに○○円貯めて、○月に○○へ旅行に行く」
より詳細な旅行計画にすれば、目標額と期日が決まり、月の貯金額も見えてきますし、何より貯金するモチベーションが上がります。
1.2. 給料日にすぐに貯金する
貯金ができる人の多くは、給料が入るとすぐに貯金をしています。給料日に「先月分の余裕があれば貯金に回そう・・・」程度の心構えでは、なかなかお金は貯まりませんね。給料日に、貯金する金額をすぐに別の口座に移すなど、"貯金ルーチン"を確立しましょう。また、勤務先が、給料の天引きや2つの口座への振り込み対応をしてくれるようであれば、活用して、触らない貯金口座を意図的に用意することもオススメです。
1.3. 浪費をしない
貯金ができる人は、日々の生活の中で浪費をしないよう心がけている倹約家です。浪費をしない術を身につけることができれば、貯金ができる体質に変わっていけるはずです。そのテクニックをひとつずつ見ていきましょう。
1.3.1. ルールを決めて使う
浪費をしないために、自分の中でお金の使い方にルールを作ることが大切です。
たとえば以下のような節約ルールを作り、本当に必要かどうかよく考えてから買いましょう。
- スーパーへ行く時には、必ず買い物リストを作り、リストにあるものだけを買う
- お財布には最低限の現金のみ入れておく
- マイボトルで飲み物を常に持ち歩く
自分の買い物の癖を見直すことが、節約につながる第一歩です。
1.3.2. デビットカードをうまく使っている
デビットカードを使ったことはありますか?デビットカードは、銀行口座からの引き落としで買い物ができるカードです。口座にお金がなくなったらカードは使えなくなるので、クレジットカードのような使いすぎる心配はありません。毎月の食費や生活費を決めて、予算金額のみを口座に入れておけば、銀行口座の出入金が一目でわかるだけでなく、浪費予防策としても、おすすめの管理方法です。1.3.3. 割り引き・ポイントを利用する
貯金上手な人は割り引きやポイントについてもよく調べて利用することが多いようです。お店のポイントカードやクーポン、スマホでダウンロードできる割引券など、いろいろな節約方法があります。頻繁に利用する近所のお店のポイントカードや、利用しているクレジットカードのポイントなど、これまで注意をして見たことがない人は、そこから見直してみましょう。また、金券ショップの割り引きされたチケットや商品券などを活用する方法もあります。
1.4. 貯金ができる人は固定費を安く抑えている
日々の節約も大切ですが、注目すべきは毎月決まって払う必要がある固定費です。今よりも下げられないと思っていませんか?上手に貯金をしている人は、この固定費を安く抑える工夫をしています。固定費が削減できれば、その分まるまる貯金することもできますね。見直しやすい固定費の例として以下を紹介します。
- 通信費
インターネット、携帯電話、ケーブルテレビなど、現代の生活には欠かせない通信費。より安いものを賢く選べば節約につながります。インターネット回線やスマ−トフォン契約の選択肢が豊富な現代、さまざまなプランが存在します。現在ご利用中のプランが自分のニーズと見合っているか、不要なサービスにお金を払っていないかなどを確認することで節約につながり、その分貯金に回すことができます。
- 電気代
電力自由化により電力もサービスの選択肢が増えました。インターネットのサイトを活用すれば、簡単な情報を入力するだけで料金の比較が簡単にできるので、一度見直して、より安く利用できる会社を選ぶのもひとつの手です。
- 水道代
シャワーヘッドや水道の蛇口を変えるだけで、水量の調節ができ、節水が簡単にできます。節約アイテムとして、さまざまな商品が販売されているので、試してみるものよいかもしれません。
2. 旅行に向けた具体的な貯金術
2.1. 気軽に始められる500円玉貯金
貯金は習慣化すると継続しやすくなります。「500円玉があったら貯金する」という単純なルールで貯金ができるので習慣化しやすく、貯金箱を準備すればすぐにでも始められる貯金術です。コインで貯金箱がどんどん重くなり、「満タンに貯まったら○○へ旅行に行こう!」と楽しみながら継続することができます。
2.2. 旅行貯金用に口座を新しく開設する
生活費を管理する口座とは別に、旅行貯金用の口座を開設して、「口座にあれば使ってしまう」という悪い習慣を断ちましょう。持ち歩くキャッシュカードやデビットカードは生活費の口座のカードだけにして、旅行貯金専用口座の通帳やカードは普段使わない場所へ保管しておきましょう。貯金を気軽に下ろせなくするのがポイントです。
2.3. 外貨口座に貯金する
国内旅行よりも海外旅行に向けた貯金術かもしれませんが、外貨口座に貯金をするという方法もあります。外貨で貯金を始めると、円貨に換金する手間があります。簡単に引き出して使えない点から、浪費を抑える効果が期待できます。預金を始めるタイミングや預ける期間を決めて、もうひとつの貯金用口座として活用してみてはどうでしょう。
2.4. 旅行積立を利用する
旅行積立とは、旅行会社や航空会社が行っているサービスで、旅行に向けてお金を積み立てていくと、満期で一定の金額が上乗せされるサービスです。そのメリットと注意点は以下の通りです。
- 旅行積立のメリット
最大のメリットは、何と言っても「高い金利」です。その金利は1.5〜3%が一般的で、銀行の金利と比べるとおトクです。また、預金の利息には税金がかかりますが、旅行積立をして満期で上乗せされた金額には「税金がかかりません」。
- 旅行積立の注意点
旅行積立を始めるにあたり、注意しなければならないことが3つあります。
a. 旅行積立で貯めたお金は旅行にしか使えない
満期に発行される旅行券は、当然ではありますが、旅行にしか使えません。
b. 中途解約すると元本割れする可能性がある
中途解約の場合、最低支払い回数に達していないと、支払った金額を下回ることがあります。また、現金ではなく旅行券での払い戻しとなります。
c. 旅行積立をしていた会社が倒産した場合、お金が戻ってこない可能性がある
旅行積立は、旅行会社にお金を預けますが、万が一その会社が倒産した場合に、積み立てした金額が保証されない可能性があります。あらかじめ、積立先の信用度のチェックが必要ですね。
2.5. 定期預金を始める
普通預金より利率の高い定期預金は、その満期と旅行時期をあわせられる人にはオススメです。原則として中途解約できない点からも、定期的に貯金ができれば、お金を下ろせないので無駄遣い防止としても効果的です。
旅行に行くために貯金上手になるさまざまな方法をご紹介しました。興味を持った貯金術は見つかりましたか? 楽しい旅行を想像しながら貯金してみてくださいね。
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