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口座開設前に知っておこう!ネット銀行が自ら語るデメリット

ネット銀行というと、「手数料が安い」、「預金金利が高い」、「24時間利用できる」など、メリットばかりがよく言われるけれど、本当に良いことばかりでデメリットはないの? そんな風に思っているかたもいるのではないでしょうか?

そんな疑問にお答えするため、今回は、ネット銀行であるソニー銀行が、あえて自らのデメリットに焦点をあてて記事を書いてみました。ネット銀行を使うかどうかの判断材料として、ぜひ参考にしてください。

  1. そもそもネット銀行とはどんな銀行?
  2. ネット銀行のデメリット
  3. ネット銀行の良いところ

1. そもそもネット銀行とはどんな銀行?

「ネットバンキングを専業で行っている銀行」をネット銀行と言い、伝統的な銀行の事業形態とは異なり、店舗を持たない、または限られた店舗しか持たない銀行です。

1.1 サービスをネット上で行う銀行
インターネットの普及とともに、銀行での各種手続きをネット上で行う「ネットバンキング」や「オンラインバンキング」などと呼ばれるネットサービスが生まれました。「ネットバンキング」は、銀行窓口やATMに行かなくても、パソコンやスマホから、口座開設、預金、振込、振替、残高照会など、さまざまな手続きが行える便利なサービスです。

店舗ではなくネットバンキングで取り引きを行うのがネット銀行です。

1.2 ネット銀行の手数料は比較的安い
従来の銀行の振込手数料は、窓口では600〜800円、ATMでは200〜400円が一般的ですが、ネット銀行では、無料〜300円と低く設定されています。

1.3 ネット銀行の預金金利は比較的高い
現在、従来の銀行の普通預金の金利はゼロに限りなく近い中、ネット銀行の金利は、比較的高い傾向にあります。

1.4 ネット銀行は24時間利用できる
店舗がある銀行で手続きが行えるのは営業時間のみですが、ネット銀行は、パソコンやスマホで24時間いつでも手続きが行えます。

1.5 ATM提携
窓口や、自社のATMを持たないネット銀行の場合、お金の出し入れはコンビニやスーパーなどにある提携ATMを利用します。銀行によりATMの提携先や利用手数料が異なります。

1.6 預金保護(ペイオフ)の対象
ネット銀行も、従来の銀行同様、国から許可を受けた銀行であり、すべてのネット銀行が預金保険機構に加入しています。預金保護(ペイオフ)の対象なので、破綻した場合でも元本1,000万円までの円預金と破綻日までの利息等は保護されます。

2. ネット銀行のデメリット

「手数料が安い」、「預金金利が高い」、「24時間利用できる」と、ネット銀行の特徴をあげると良いことばかりになってしまいますが、ここではデメリットについてお伝えします。

2.1 ID・パスワードを忘れると利用できない
ネット銀行では、セキュリティのためにIDやパスワードを設定して利用します。このIDやパスワードを忘れてしまうとログインができず、本人であっても取り引きができません。また、パスワードを複数回間違えると、セキュリティ上、アカウントは自動的に利用停止されてしまいます。カスタマーサポートに電話やメールで連絡をして復旧してもらわなければなりません。

2.2 システムメンテナンス中は利用できない
ネット銀行は、24時間いつでも利用可能ですが、システムメンテナンス中の時間帯はサービスを利用することができません。利用者への影響が少ないように、システムメンテナンスは、深夜に短時間で行われることが多いです。

2.3 引落口座に指定できない場合がある
ネット銀行の口座は、公共料金や税金の引き落とし口座に指定できない場合があります。その場合は、引き落とし可能なクレジットカード払いやコンビニでの支払い(収納代行)等を利用することになります。

2.4 セキュリティには注意が必要
ネットでログインするだけで取り引きのできるネット銀行は、その手軽さが魅力である反面、セキュリティには注意が必要です。

「ワンタイムパスワード」や「フィッシングサイト検知」など、ネット銀行側でもさまざまなセキュリティ対策を行っています。警察庁の資料(平成27年中のインターネットバンキングに係る不正送金事犯の発生状況等について)によると、不正送金被害にあった個人口座の75%が、「ワンタイムパスワード」を利用していなかったという統計となっており、利用者側の対策も重要であることがうかがえます。ネット銀行を利用する際には、パソコンのウィルス感染やフィッシング詐欺などセキュリティや金融犯罪の知識について学んでおきましょう。また、被害に遭わないためにもしっかりとしたセキュリティ対策が行われている銀行を選ぶことが大切です。

2.5 ただし、不正な引き出しは補償される
ネット銀行における不正な引き出しについては、全国銀行協会から2008年に「インターネットバンキングで預金を不正に引き出された際、銀行に過失がない場合でも、預金者に過失がなければ全額補償する」という申し合わせが発表されています。

2.6 実店舗がない
ネット銀行のほとんどは店舗や、自社のATMを持たないため、お金の出し入れについてはコンビニのATMや提携ATMを利用します。通常、提携ATMの利用には手数料がかかりますが、一部のネット銀行ではこの手数料が無料になるサービスがあります。

2.7 通帳がない
通帳を持つことに慣れていると、通帳が発行されないことが不安に思う人もいるでしょう。ネット銀行では、口座情報にアクセスすることで、取引状況を確認できます。WEBサイトやスマホアプリの情報が通帳代わりとなるのです。また、過去の履歴もダウンロードできるので、通帳はなくてもパソコンで取引データの管理は可能です。

2.8 住宅ローンの審査が厳しい
ネット銀行の住宅ローンは、一般的に審査が厳しく、書類のやり取りで時間がかかる場合があります。しかし、コストを抑えた分、金利は低めで保証料も無料という銀行もあります。

3. ネット銀行の良いところ

ネット銀行のデメリットを中心に見てきましたが、店舗を持たないネット銀行だからこそのメリットもあります。

  • 手数料が比較的安い
  • 預金金利が比較的高い
  • 店舗に行かずネット上の手続きが可能なので時間が節約できる
  • 24時間いつでも手続きが可能
  • 記帳に出向く必要はなく取引記録をパソコンにダウンロードできる
  • スマホでいつでも残高が確認できる
  • 住宅ローンの変動金利が低く、保証料も無料 など

このように、ネット銀行には、特有のデメリットはありますが、もちろんメリットもあります。これらを比較して、自分にとって役に立つサービスかどうかを考えてみましょう。

役に立つ・・・と思ったかたは、この機会にネット銀行の口座開設を検討してみてはいかがでしょうか?
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