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FP深田晶恵がカナダ旅行で Sony Bank WALLET をフル活用 【前編:カナダドルの現金を安く手に入れるには】

はじめまして、ファイナンシャルプランナーの深田晶恵です。
ゴールデンウィークのお休みを利用して、カナダ・バンクーバー旅行をしてきました。
カナダドルは Sony Bank WALLET の対象10通貨だし、マイナー通貨だし、旅先で活躍しそうな予感。期待を裏切らない活躍でしたので、FP目線で Sony Bank WALLET の活用術をお伝えしたいと思います。

海外旅行は「カード払いをメインに、少しのキャッシュ」が基本

キャッシュカードとVisaデビットが一体型のカードとなった Sony Bank WALLET がリリースされたのは2016年1月。それに先がけて、前月のクリスマス頃にソニー銀行の開発担当の人たちと一緒にハワイに取材を兼ねた撮影旅行へ行きました。
出発前に商品概要を聞いたときから「これ、いい!売れる予感!」と興奮状態。その理由は、(1)海外で使うと外貨預金から決済されること、(2)海外のATMで現地通貨を外貨預金から引き出せること、の2点。そもそも、ソニー銀行の外貨預金の為替手数料は、大手銀行などに比べ安いので、利便性に加えおトク度も高くなるメリットもあります。
ハワイでの取材時に実際に使ってみると予想以上に使い勝手が良い。ソニー銀行らしい、ユーザーフレンドリーな商品が出たと、FPとしてうれしかった記憶があります。

さて、カナダの通貨はカナダドル(CAD)。Sony Bank WALLET の対象通貨なので、支払いもキャッシュ調達も Sony Bank WALLET で済みそう。前編は「カナダドルの現金(キャッシュ)を安く手に入れる方法」を解説しますね。

日本国内では、「キャッシュ」と「カード(クレジットカード、デビットカード)」のどちらでも基本は同じ額を支払います。でも、外貨支払いだと「コスト」、つまり「日本円で必要な額」が違います。通常は「キャッシュ」のほうが、適用レートが高いため割高です。

なので、海外旅行先での支払いは「カード払いをメインに、少しのキャッシュ」が基本。とはいっても、メジャー通貨と言われる米ドルやユーロは、日本での両替レートはそれほど悪くなく、キャッシュのコストは、カード払いと比べて大きな損にはなりません。
一方、米ドル、ユーロ以外のマイナー通貨は、日本での流通量が少ないため、両替レートは驚くほど高いのです。カナダドルもマイナー通貨なので、どのくらいの手数料なのか出発前に調べてみました。

たとえば1カナダドル85円のときの両替レートは、8円60銭上乗せの93円60銭!(某メガバンクの例)。片道、約10%の手数料です。米ドルの両替レートは3円上乗せですから、カナダドルのキャッシュを手に入れるため両替するのはコスト高であることがわかります。

Sony Bank WALLET なら、現地のATMでソニー銀行の外貨預金からキャッシュを引き出すことができるので、両替手数料はかかりません。マイナー通貨ほど、Sony Bank WALLET のおトク度が高くなるのですよ。

キャッシュをいくら引き出すといいのか迷う。「使い切るくらいの金額」にするのがコツ

再度訪れる予定のない国のキャッシュが残ってしまうと、円に戻す際に大きな手数料がかかるので、キャッシュでの支払いは最小限にしたいもの。
一方で、Sony Bank WALLET で海外ATMから現地通貨を引き出すと、両替手数料はかからないものの、次のコストはかかります。

「事務処理経費:1.76%/回(税込み)」
「現地ATM設置機関利用手数料(ATMにより異なり、発生しない場合もあります。カナダだと2~3ドル/回が多数)」
少額だと手数料がかかる分、割高となってしまいます。
※円普通預金口座から引き落としの場合は、海外ATM手数料として別途216円/回(税込み)がかかります。

今回の旅は5泊7日。さて、キャッシュをいくら用意しようかと迷います。カナダはカード支払いが主流のようなので、現金はそれほど多く必要ないと思われました。カード払いできないのは、ホテルでのチップ、タクシー代(高頻度で乗るつもりはないけれど念のため)くらいかなと予想。

100CADでも十分かなと思ったのですが、前述の現地ATM手数料がかかることを考慮して、夫婦で200CADのキャッシュを用意することに。バンクーバーに到着後、Sony Bank WALLET で現地ATMから引き出すことにしました。

ガイドブックには「カナダドルは日本で両替するとレートが良くない」と書いてあったので、比較のために出発の際、羽田空港のいくつかの両替所でレートをチェックしてみました。

下の表は、200CADを入手するための必要な円をまとめたものです。

cadatm.png

Sony Bank WALLET を使うのが一番コスト安ですね!日本で両替した場合と大きな金額の差はありませんが、気分がいいです。あとは、追加でキャッシュを引き出すことのないように帰国の便に乗るまで、上手に使い切るようにすればいいだけです(これがゲームのように楽しい!)。

海外ATMでの現地通貨の引き出し方法は、こちらのサイトに詳しく紹介されていますので、ご参照ください。

ちなみに下の写真はバンクーバー空港内の両替所のレート表です。

pic2.png

レート表の見方はわかりますか? 「JAPAN JPY  0.0102」とありますね。1円=0.0102CADということ。1万円札を出すと、102CADが手に入ります(0.0102 ×10,000)。

 逆算すると、1CAD=98.04円。200CADの調達コストは、19,608円と、羽田空港の銀行よりも高いですね。さらに、海外の両替所は、1回につき数ドルの手数料が別途かかることも。別途手数料がかかるかどうかは、表にかかっているレート表だけではわからないです。レシートを見て初めて「えっ、5ドルも手数料引かれている!」と気づくのですが、後の祭り・・・。私も過去に何度か失敗したことがあります。

ここまで読んでみなさんは「キャッシュを手に入れるだけなのにずいぶんこだわるな」と思うかもしれません(笑)。はい、私のこだわりポイントです。米ドルとユーロなら、少し多めに両替して残ったとしても、「また次の旅行で使おう」と手元に残しておきますが、カナダは再訪するかどうかはわからないので、「残さず、使い切る」のが大事。

外貨キャッシュが残り、円に戻す(両替をする)と、再度手数料がかかってしまい、お金は大きく目減りします。しかも、マイナー通貨は両替の手数料が高い!円→カナダドルの両替手数料が約10%ですから、カナダドル→円にするにも同じだけ手数料がかかるということ。往復20%の手数料!これは絶対に避けなくてはいけません(海外旅行で帰国時の空港で『残ったキャッシュを日本に帰ってから再両替している人』を見かけますが・・・、損だとわかりますね)。

(バンクーバー空港のシンボル、トーテムポール)

pic3.png

さぁ、バンクーバー空港でキャッシュも手に入れたし、スカイトレイン(モノレールみたいな電車)でホテルを目指します。

後編は「ショッピングとレストランで Sony Bank WALLET を活用」です。お楽しみに。

外貨預金の重要事項

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【深田晶恵 ふかたあきえ】

株式会社生活設計塾クルー取締役。
ファイナンシャルプランナー(CFP・1級FP技能士)
FP歴は22年。同じオフィスのFP6人で、金融商品・保険商品の販売をしないことをモットーとする独立系FP会社「生活設計塾クルー」を2002年に立ち上げ、個人向けのコンサルティングを行うほか、新聞・雑誌などマスメディアや講演等でマネー情報を発信する。すぐに実行できるアドバイスをするのがモットー。日経WOMAN、ダイヤモンドオンラインなどでマネーコラムを連載中。
生活設計塾クルーサイト http://www.fp-clue.com/
個人サイト:http://www.akie-fukata.com

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