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「お金を貯める!」と思った人へ 誰でも簡単に今日から始められる貯蓄術

インターネットで「お金 貯める」という言葉が検索されるのは、ゴールデンウィークや夏休み、年末年始などの長い休みの後に多くなること、知っていますか?

休暇中にお金を使い過ぎてしまい、慌ててインターネットでお金を貯めるコツを調べる人が多いのかもしれませんね。

さて、今回はそんなかたに役立つ情報をお届けします。

お金を貯めるための3つの基本「把握」「節約」「しくみ作り」について、順を追ってわかりやすく解説していきます。思い立ったら今日から貯蓄。さあ、貯金生活を始めましょう!

目次

  1. お金を貯める3つの基本
  2. いくら使っている?家計を把握しよう
  3. 支出を抑える!浪費を抑えて節約しよう
  4. お金を貯めるしくみをつくる

1. お金を貯める3つの基本

上手にお金を貯めるための3つの基本は、「把握」「節約」「しくみ作り」です。

  1. お金の使い方を把握する
    お金を貯めたいなら、いまの家計を把握することから始めましょう。収入と支出を把握して問題点や改善点を明確にします。お金の使い方を把握するのが、実現可能な貯金プランを立てる第一歩です。
  2. 出費を抑えて節約する
    お金を貯めるには、出費を抑えて節約をすることが必要不可欠。収入と支出のバランスを常に意識して、節約を心がけましょう。
  3. 計画的に貯蓄する
    実現可能な貯金プランを立て、貯金に回すお金を確保できたら、お金を貯めるしくみ作りをして、貯金を始めましょう。このしくみ作りが、お金を貯めるコツなのです。

2. いくら使っている?家計を把握しよう

基本のひとつめは「把握」です。1ヶ月間、何にいくらぐらい使っているのかを把握する。まずは、ここから始めましょう。

家計簿を活用する

家計簿は継続するのが面倒だと感じる人もいるかもしれません。ですが、お金の使い方を「把握」するには「家計簿」はとても役立ちます。「家計簿」を上手に活用して、家計の「収入と支出」を把握していきましょう。

家計簿の付け方

昔と違って、携帯のアプリも含め、今の家計簿には、さまざまな種類や方法があります。継続できそうな自分にあった家計簿の付け方を見つけてみてください。いくつかの方法をご紹介します。

家計簿ノート

ノートで家計簿をつけていく方法は、次の利点があります。

  • 好きなようにカスタマイズできる
  • 追加や変更がしやすい
  • 手軽に始められる

手書きが好きな人や、コンピュータよりもノートの方が楽しい人にはオススメです。ただし、集計に手間がかかることやノートの保管場所を確保しなければならない点も考えましょう。

レシートを袋分けして管理

レシートを袋分けして取っておく方法は、次の利点があります。

  • レシートを貯めても後でまとめて集計できる
  • 支出の詳細な内訳が把握できる

毎日家計簿をつけるのが難しい人や、支出を後から詳しく分析したい人にオススメです。
レシートが溜まるとかさばる点や、溜まりすぎると集計が面倒になってしまう点には注意が必要です。

家計簿アプリ

家計簿アプリを使う方法は、次の利点があります。

  • 集計や収支の計算を自動的に行ってくれる
  • グラフや表など見やすくわかりやすい
  • 無料で利用できるアプリもある

パソコンやスマホを活用するのが好きな人や、紙を増やしたくない人にオススメです。しかし、無料アプリの場合は、提供側の理由で突然サービスが停止する可能性があることに注意しなければなりません。

支出を固定費と変動費に分ける

家計簿で毎月の支出が明確になったら、「固定費」と「変動費」に分けて支出の見直しをしましょう。

「固定費」とは月々一定の決まった金額を支払う費用のことです。
一方、「変動費」は月によって支払う金額が変わる費用のことです。
月々の出費は「固定費」か「変動費」のどちらかに振り分けられます。

「固定費」には、以下のようなものがあります。

  • 居住費(家賃・住宅ローン・固定資産税など)
  • 通信費(電話・インターネットなど)
  • 保険料(生命保険・入院保険・火災保険など)
  • 自動車関連(自動車ローン・自動車保険・駐車場)

使途不明金もある程度は許容する

家計簿を始めると、今まで気にしていなかった細かい点まで気になり、何か抜けた情報があると正確に把握したくなることがあります。家計の問題点を見つけるうえで、詳細に把握するのはよいことですが、あまりにこだわりすぎると続かなくなってしまいます。収入の1〜1.5%程度の使途不明金は許容範囲として割り切って、家計簿を継続しやすい環境を作りましょう。

理想的な家計費率と貯蓄率

何にいくら使っているのかを把握できたら、次に家計費率に目を向けてみましょう。理想的な支出割合を意識することで、貯金への意識も高く保てるかもしれません。平成27年の総務省の家計調査によると、平均貯蓄率は手取収入の18%。家族構成やライフステージによりこの数字は変わりますが、収入に対する一定の貯蓄率を保つことができれば、次第にお金は貯まっていきます。

3. 支出を抑える!浪費を抑えて節約しよう

お金を貯める3つの基本。ふたつめは「節約」です。
何にどれくらいお金を使っているのかを把握したら、次はどれくらい節約できるのか考えてみます。できる節約から始めていきましょう。

毎月の支出から無駄を見付ける

家計簿を見ながら、毎月の支出を以下の3つに分類して見直してみましょう。こうすることで、支出の問題点が見えてきます。「この支出は本当に必要なのか?」を考えるチャンスです。しっかりと見直してみましょう。

  1. 必要経費:生活に必要な支出
  2. 消費:必須ではないが、ある程度必要な支出
  3. 浪費:生きていくうえで必要ない支出

浪費を見直すときのチェックポイント

節約するには、浪費を抑えることから取り組んでみましょう。浪費を見直すときのチェックポイントについて説明します。

本当に必要かどうかを改めて判断する

「欲しい!」「買いたい!」そう思ったら、すぐに買ってしまう前に以下の点を確認して、本当に必要なものかどうか落ち着いて判断をしてみましょう。

  • 買った後にどのように活用できるのかよく考える
  • 買った後にどこに置くのか考えてみる
  • 買おうと思っているもののよくない点を挙げてみる
  • 最後にもう一度、本当に必要かどうか考えてみる

落ち着いて自問自答することで、それが本当に必要で欲しいものなのか確認でき、衝動買いを防ぐことにつながります。

いらないものを整理しよう

浪費をなくすために「捨てた方がいいもの」「整理した方がいいもの」があります。いらないものを持っていると、それだけで浪費につながることがあるので気をつけましょう。以下にいくつか例をあげてみます。

  • 無駄なメールマガジン
    セールやお買い得情報を受け取るとつい不要なものにまで手を出してしまいます。興味のないメールマガジンはこの際、解除してしまいましょう。
  • 余分なクレジットカード
    クレジットカードを複数持っていると、出費を管理しにくくなるだけでなく、特典にひかれて買い物が増えてしまうことがあります。年会費がかかっているカードにも要注意ですね。お金を貯めたいなら、クレジットカードは一枚に絞りましょう。
  • 使わないポイントカード
    ポイント○倍などの宣伝につられて余分な買い物をしてしまうことがあります。使用頻度の低いポイントカードは財布から取り出して処分してしまいましょう。

使ったつもりで、我慢して貯金するつもり貯金

欲しいものを見つけた時、そのお金を使ったつもりで貯金する「つもり貯金」は、浪費してしまうはずだったお金が、貯金のプラスに変わる貯金方法です。お金を貯めるには効果的です。
たとえば、毎朝買っていたコーヒーを買ったつもりで毎日貯金箱に200円を入れる。欲しい靴を見つけた時に我慢してそのお金を貯金するなど、使ってしまうはずだったお金の支出を抑えて貯金します。

固定費の見直し

節約するには、毎月の「固定費」も見直しの対象です。支出を継続的に削減することができるため、大きな節約効果につながる可能性があります。「固定費」を見直すポイントは以下の通りです。

通信費・スマホ代の料金プランでもっと適したものがないか見直す

携帯電話やインターネットの通信会社や料金プランはさまざまです。これまでの利用状況や料金プランの見直しをしたことがない人は、通信会社や料金プランを比較し、節約できるプランがあれば変更しましょう

自分にとって本当に必要な保険かどうかを見直す

これまで当たり前に支払ってきた保険料があれば、見直しをしてみましょう。目的や状況にあった、よりよいプランが見つかるかもしれません。保険の一括比較サイトなども活用するとよいでしょう。

家賃は高すぎないかを見直す

固定費の中で大きな割合を占める家賃を下げられると節約効果が期待できます。生活スタイルや今後の人生設計を考え、どのような家に住むのかを検討してみるのもよいでしょう。
一時的な費用はかかりますが、引っ越しをした方が将来的に節約につながることもあるかもしれません。引っ越しはしないまでも、契約更新時に大家さんに家賃の値下げ交渉をするというのも一つの方法です。

自動車関連

自動車に関連した固定費は、ローン・保険・税金・駐車場代と月の支出の中でも高い割合を占める場合があります。自動車を利用する頻度やライフスタイルを考え、節約のために自動車を保有すること自体を見直してみるのも必要かもしれません。レンタカーやカーシェアリングを利用することで、月の出費を抑えられるケースもあります。

4. お金を貯めるしくみをつくる

お金を貯める3つの基本の最後は「しくみ作り」です。
計画を立て、口座を用意することで、お金を貯めるためのしくみを作ります。

お金を貯める計画を立てる

お金を貯めるために節約生活を始めると予想以上にストレスを感じることがあります。ストレスを避けて上手にお金を貯めるためには以下のことに気をつけながら計画を立てましょう。

目標を具体的に設定する

目標は短期と長期の2つに分け、より具体的に立てるのがオススメです。
たとえば、「来年の夏休みに海外旅行に行くために20万円を貯めるという目標」と「10年後にマイホームを購入するための頭金として500万円を貯める目標」という具合です。
この短期・長期目標のために貯めているお金が一緒になってしまうと管理しづらいので、別の口座に分けて、貯金するとよいでしょう。

実行可能な計画にする

あまりに無理な目標を設定してしまうと、長続きさせることが難しくなります。あくまでも生活に支障が出ない程度の金額設定をしましょう。上でも触れましたが、日本人の平均貯蓄率である手取収入の18%を参考にしてみましょう。

ストレス解消にもお金を使う

いくらお金を貯めるためでも、浪費を一切しないストイックな生活は長続きしません。ストレス解消や気分転換のために、趣味を楽しんだり、友人と遊ぶお金はあらかじめ用意しておきましょう。

口座を用意する

お金を手元において置くと、つい使ってしまいます。そのため、お金を貯めておくための口座を用意しましょう。また、金融機関には、自動積み立てなど、お金を貯めやすくしてくれるサービスがあります。積極的に利用しましょう。

用途で分けて口座を開設する

頻繁にお金を出し入れする口座を、貯蓄用口座にすることは難しいかもしれません。給与口座と貯蓄用口座、生活費用の口座は分けて用意しましょう。そして、貯金口座を開設したら、目標達成までお金は引き出さないというルールを徹底しましょう。

自動積立を活用する

お給料日に、給与口座から貯蓄用口座に自動的に入金する「自動積立」は、お金を貯めることが苦手な人に役立つサービスです。先取り貯蓄で最も気軽に始められるのは、給与から積み立てる「財形貯蓄」を利用する方法です。もし会社にそのしくみがない場合には、銀行の「自動積立定期預金」や「自動入金サービス」を利用するのがよいでしょう。

いかがでしたか? 今回は、お金を貯めるにはどうすればよいのかについて解説しました。この記事を読んだかたは、お金を貯めるには「把握」「節約」「しくみづくり」が大切だということがご理解いただけたと思います。

海外旅行に行ったり、クルマを買ったり、マイホームを購入したりするために、まとまったお金を貯めるにはある程度時間がかかるし、コツが必要です。今回の記事を参考にして、上手にお金を貯めて、欲しいものを手に入れましょう。

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