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小澤美奈子の「人生を賢く生きる!20代が知っておくべきお金の知恵」

20代といえば、時間もお金も比較的自由になる年代。
やりたいことや欲しいモノが、いっぱいあるのではないでしょうか。

でも20代は、人生を賢く生き抜くためのベースを築く大切な年代。そこでつけておくべきは「お金の知識」なのです。

今回は、身近な問題を取り上げながら、20代の女性がお金と上手に付き合っていく方法をご紹介したいと思います。

目次

  1. 少子高齢化と私たちの生活にはどんな関係があるの?
  2. マネーリテラシーを高める「お金の管理方法」とは?
  3. さいごに

1. 少子高齢化と私たちの生活にはどんな関係があるの?

20代の皆さんの中には、自分の老後や将来のことがイメージできないかたも多いかもしれません。ですが近い将来、少子高齢化社会がやってくるということは変えようのない事実です。少子高齢化は、私たちにどのような影響を及ぼすのでしょうか。

厚生労働省の「2017年高齢社会白書」によると、日本の人口に占める65歳以上の割合(高齢化率)は、27.3%です。比率で表すと3.7人に1人は65歳以上の高齢者ということになります。さらに高齢化率は今後も上がり、2065年には38.4%に達し、約2.6人に1人が65歳以上の高齢者で占められるとされています。

一方、高齢化率の高まりに反して進んでいるのが子どもの減少、つまり少子化です。少子高齢化が進むことで、年金などの社会保障の需要と供給のバランスが崩れてしまいます。というのも、現在の公的年金制度は、いま働いている現役世代が支払った保険料を高齢者などの年金給付に充てるという支え合いの仕組み(これを賦課方式と言います)で成り立っているからです。当然支える側の現役世代が減ってしまうと、給付を受けている側の財政は厳しくなっていきますよね。

参考までにお伝えすると、2015年には、高齢者1人を2.3人の現役世代(15~64歳)が支えている状態でした。ところが2065年には、なんと高齢者1人を1.3人の現役世代(15~64歳)が支えるようになると推計されています。

もしあなたが現在(2018年)25歳だった場合、72歳(2065年)になる頃には、1.3人の現役世代のかたが私たちの年金を支えるようになる世の中になるのです。
もちろん、年金制度を維持するための制度改革は行われていくはずですが、将来私たちがもらえる年金額がさらに下がっていくことは、ほぼ間違いないと思われます。

20代の皆さんにとって老後のことはまだまだ先という感じかもしれませんが、こうして考えると社会保障だけに頼ってばかりはいられなくなることは分かりますよね。20代のうちにお金の知識を身につけて、お金と上手に付き合えるようになることが、近い将来の生活を守ることはもちろん、ひいては老後の生活を守ることにもつながることを知ってくださいね。

2. マネーリテラシーを高める「お金の管理方法」とは?

とはいえ、お金と上手に付き合うために、何からはじめたらよいか分からないかたがほとんどだと思います。多くの人は、学校でお金について学ぶ機会はほとんどありません。お金のことを学ばないまま社会人になり、「何となく」持っている知識で、「何となく」貯めていく人がほとんどです。
この「何となく」の習慣を脱し、お金の知識を身につけるためにはじめたいことをご紹介します。

マネー本を読んでみる

金融の世界にはたくさんの専門用語が使われています。もちろんマネー初心者の皆さんに難しい専門用語を全部覚えましょうとは言いませんが、基本的な用語をある程度理解することは大切です。そこでおすすめしたいのが、初心者向けのマネー本を2、3冊くらい読むこと。今はネットでも必要な情報は取れますが、繰り返し何度も読めるという点では、本で学ぶのがベストだと思います。

家計簿をつけてみる

次にはじめて欲しいことが、家計簿をつけることです。仕事や趣味に忙しい20代のかたにとって家計簿は面倒に感じるかもしれませんが、自分が普段使っているお金の流れを把握することは必須だと考えます。手書きの家計簿やスマホアプリの活用など、とにかく自分がやりやすい方法でOKです。家計簿は習慣化できれば理想ですが、どうしても面倒に感じる人は、ひとまず3ヶ月だけでもつけてみましょう。3ヶ月つけると、お金の使い方の特徴やクセがある程度把握できるようになるからです。仮に家計簿をつけるのをやめてしまったとしても、転職や引っ越し、結婚や住宅購入など、ライフイベントに変化があった場合には、その都度、必ず家計簿をつけるようにしましょう。

勝手に貯まる仕組みを作る

皆さんは貯金する際、生活費をやりくりして、最終的に残ったお金を貯金していますか?
それとも、先に貯蓄額を決めてから、残ったお金でやりくりしていますか?

お金を貯めたいのなら、後者のやり方である「先取り貯蓄」を実行することが肝要です。
先取り貯蓄をするとき、給与天引きや口座振替で強制的にお金を貯められるサービスを使うことをおすすめします。もし勤務先に財形貯蓄制度があるならば、それを活用してみましょう。財形貯蓄制度がない会社の場合は、銀行にある積み立て定期預金を利用しましょう。積み立て定期預金は、毎月一定の金額を普通預金口座などから自動で振り替えるサービスです。一度設定するだけで、自分で決めた日に決められた額が自動的に積み立てられるあるため、会社の給与天引きと同じような効果が得られます。

お金を管理する

筆者がおすすめするお金の管理法はいたってシンプルです。
次の3つを実行することで、自然にマネーリテラシーを高めることができるでしょう。

  • 支出を減らす
  • 収入を増やす
  • お金に働いてもらう

支出を減らす

支出を減らすための簡単な方法は節約することです。ただし節約はやみくもに行うのではなく、固定費を減らすことを優先してください。固定費とは、毎月自動的に出ていきながら、積もり積もればそれなりに大きな金額となる項目のこと。例えば、家賃や住宅ローンなどの居住費、生命保険や医療保険などの保険料、自動車の維持費、スマホの通信費などが挙げられます。

収入を増やす

収入を増やすといって真っ先に挙がるのは、お給料を増やすことだと思います。20代のうちにスキルアップを図り、昇給を目指すことはもちろんですが、場合によっては、より条件の良い会社に転職することも視野に入れてみてはどうでしょうか。そのほかにも、もし会社で解禁されているなら、「副業」をすることも収入アップにつながります。また、ネットで、不用品などを売る方法でも気軽に収入が増せるでしょう。さまざまな角度から収入アップを目指してみてくださいね。

お金に働いてもらう

お金に働いてもらう方法の代表格は、投資をすること。投資には株式投資や不動産投資などいろいろありますが、筆者がおすすめするのは投資信託の運用です。その理由は、投資信託には初心者でも安心できる次のような特長があるからです。

  • プロが運用してくれる
  • 分散投資ができる
  • 種類がたくさんある
  • 複利で運用できる
  • 自動積立を利用すれば、勝手に買い付けてくれる

「でも投資って減る可能性だってあるじゃない?」
確かにその通りです。だから、投資はあくまでも余剰金で行うことが鉄則です。
また、投資と聞くと、「大金が必要」というイメージを持つ人もいます。でも、投資信託なら月1,000円からはじめられるような商品だってあるのです。
なお、投資で着実に利益を得るためには、長期間運用することや、コツコツ積み立てていくこと、そのほかに経験を積むことも有効だと言われています。だからこそ若い20代のうちに、少しずつ投資をはじめることをおすすめしたいのです。

3. さいごに

「給与口座にお金が振り込まれたら、そのまま普通預金に預けておく」
「銀行口座にそれなりの金額が貯まっていたとしても、特に何もしない」
という人はたくさんいるように感じます。もったいないですね。
お金の知識さえあれば、お得な商品にお金を預けることができたかもしれません、運用をすることでお金を増やすことができていたかもしれません。

今回ご紹介した方法を実行していくことで、自然にマネーリテラシーが身につき、自ずとお金の管理ができるようになるはずです。
お金と上手に付き合えることは、20代の皆さんの将来の不安を無くすことでもあり、自分の夢を実現することにもつながります。
「お金の勉強なんてまだ早い!」と決めつけず、今からすぐにでもはじめましょう。

小澤美奈子

【小澤美奈子 おざわみなこ】

ファイナンシャルプランナー(FP)
大学卒業後、損害保険会社(現あいおいニッセイ同和損保株式会社)に就職し、人材教育部門で社員教育・研修講師などの経験を積む。約12年間勤務の後、外資系損害保険会社に転職し、火災保険の営業を担当。
2012年にファイナンシャルプランナーとなり、FP事務所、大手住宅メーカーを経て独立。現在はウェブや書籍などでの執筆、セミナー講師、個人向けコンサルティングなどを行う。
日本FP協会、神奈川県FP協同組合、WAFP関東に所属。
趣味はカメラとクラシックバレエ。
ホームページ http://kandbplanning.org/

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