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横山利香の【保存版】超低金利時代こそ注目!高還元カードをフル活用して、キャッシュリッチサイクルをつくろう!

「以前は現金払いしかできなかったお店が、デビットカードやクレジットカード、電子マネーなどでも支払えるようになって便利になっている!」 このような経験をしたかたも多いことでしょう。

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査二人以上世帯調査・平成29年調査結果」によると、1万円超5万円以下の買い物をする時に、買い物代金の日常的な支払い方法としてクレジットカードを利用する人が現金を利用する人を上回ったのは調査開始以来ということが明らかになっています。

日本では超低金利の状況が長く続いていて、銀行の定期預金にお金を預けても受け取れる金利はわずかでしかありません。このような状況ですから、「還元ポイントやキャッシュバックを受け取れるなら、現金を利用するよりも良い」と考えて、現金以外の支払い方法を選択する人が増えている状況は当然の流れだと言えるでしょう。

しかし支払い手段として現金を選択する人たちの中には、他の支払い方法があることを知っていても、今あるお金以上に使いすぎないようにしたい、計画的にお金の使い方を管理したいなどの理由から、あえて現金を利用している場合もあるようです。

お金の管理方法は現金でなければ不安だと思い込み、現金の利用が最強だと最初から決めつけていませんか?

目次

  1. 超低金利時代だからこそ、還元率を意識してキャッシュリッチ生活を目指そう!
  2. お金の使いすぎを心配しないで、キャッシュリッチ生活を目指そう!
  3. 最後に

1. 超低金利時代だからこそ、還元率を意識してキャッシュリッチ生活を目指そう!

超低金利時代が続く日本国内。銀行にもよりますが、大手都市銀行では現在、銀行の1年もの定期預金に預けても受け取れる金利は0.01%程度。仮に100万円を1年間預けても、受け取れる利息は100円(税引前)ほどにしかなりません。 その一方でATMの時間外手数料は216円ほど、振込手数料は324円ほどといったケースが多く、年間で受け取る定期預金の利息よりもATMを時間外に1回使った場合の手数料のほうが上回ってしまうような状況です。

定期預金に頼って、現金を使うことを中心とした生活を送っていては、資産運用を行うための基礎をつくることは困難と言わざるを得ないでしょう。まずは自分のお金の使い方を見直して、お金がお金を生み出す「キャッシュリッチサイクル」をつくることを意識してみましょう。

現金を使ったらただお金が減るだけ!還元率を意識してお金を使おう!

まずは還元率の仕組みについて、現金と比較することで考えてみましょう。私たちは日々生活するうえで飲食料品を必ず購入しますから、身近な飲食料品を例に還元率について考えてみましょう。

たとえば、1ヶ月に飲食料品代として5万円を支払ったとします。この時、現金で支払いを行うと、5万円の現金がただ減るだけで還元されるものは何もありません。1年間では60万円もの支出となります。

この飲食料品代の支払いを現金から、キャッシュバックやポイント還元などが受け取れるデビットカードやクレジットカードなど、現金以外の手段に変更してみましょう。

通常は利用した金額に応じて還元が受けられる仕組みで、一般的な還元率は0.5%から1%程度です。前述の例のように1ヶ月で5万円のお買い物をした場合、還元率が1%なら500円のキャッシュバックまたは500円相当のポイント還元が受けられます。毎月5万円を1年間使った場合は60万円になりますから、6,000円のキャッシュバックもしくは6,000円相当のポイント還元に。このように支払い方法を現金から現金以外の方法に変更しただけで、定期預金金利を上回る還元率を受け取ることが可能になるのです。

還元率を上げて、さらなるキャッシュリッチ生活を目指そう!

さらに、カードの券種や利用金額、利用の仕方などによっては、還元率を一段と引き上げることも不可能ではありません。こうしたテクニックを習慣化していくことが大切でしょう。高還元率の目安としては、1.5%から2%程度になるでしょう。

先ほどの例では還元率が1%でしたが、利用の仕方で2%にまで引き上げることができた場合で考えてみましょう。還元率2%の支払い方法で5万円を支払った場合には、1,000円のキャッシュバックまたは1,000円相当のポイント還元となりますので、年間60万円の支払いなら1万2,000円のキャッシュバックもしくは1万2,000円相当ものポイント還元に。

たとえばデビットカードを発行している銀行に預金をある程度集中させることで残高を多くしたり、外貨預金や投資信託、住宅ローンなどのサービスを利用したりすることで、還元率を引き上げることができる場合があります。ご利用になるデビットカードやクレジットカードについて、還元率をアップする方法がないか確認してみると良いでしょう。

最近は、少額でも現金以外の方法で支払える店舗が増えてきています。必ず支出する飲食料品や公共料金などを中心に現金以外の支払いを積極的に利用することで、キャッシュバックなどの還元を受けられるようになります。「塵も積もれば山となる」です。まずはお金がお金を生み出す「キャッシュリッチサイクル」をつくり、加えて預金残高を集中させるなどのテクニックを使うことで還元率をさらにアップさせることを意識し、さらなるキャッシュリッチ生活を目指してみましょう。

2. お金の使いすぎを心配しないで、キャッシュリッチ生活を目指そう!

「クレジットカードを利用すると、自分のお金以上に使いすぎてしまいそうで不安」という理由から、あえて現金を支払い手段として利用している人も多いかもしれません。,/

現金のように使えて還元を受けられる方法とは?

最近は、デビットカードや電子マネーなどを利用して支払いを行える環境が整ってきています。クレジットカードは一定期間分をまとめて預金口座から後日引き落とす後払いです。一方、デビットカードは利用のたびに預金口座から即時に引き落とす即時払いです。デビットカードなら自分の預金口座の残高以上に利用することはできませんから、お金の使いすぎに不安を感じる人も安心です。

最近では、利用金額に応じてキャッシュバックやポイントを受け取れる仕組みのデビットカードもあります。現金のようにデビットカードを利用しながら、現金の支払いでは受け取れないキャッシュバックやポイント還元を受け取れるわけですから、とてもお得です。こうしたメリットを受けるためには、自分でお得な情報を収集しなければなりません。このメリットを知らないばかりに、いまだに現金での支払いを行っている人が意外と多くいることは、資産運用の観点から考えると残念と言わざるをえません。

デビッドカードを上手に活用すれば、お金の使いすぎを気にすることなく、お金がお金を生み出す「キャッシュリッチサイクル」をつくることができます。これまでが現金だったからと漫然と現金で支払っている生活スタイルを見直し、キャッシュリッチ生活を送るための仕組みづくりを行いましょう。

手間いらずアプリでラクラク家計管理

日々のお買い物で現金を利用していた場合には、家計簿をつけて自分で管理することが必要でした。しかし、デビットカードなどを利用した場合には使った履歴が残りますから、専用アプリなどを活用することで、利用した履歴を簡単に把握することができるようになります。

今まではレシートなどから家計簿をつける時間をわざわざとっていたかもしれませんが、そうした手間や時間を省くことができるようになります。家計を楽に管理できるようになりますから、今までは家計簿の管理に使っていた時間を余暇に回すことができるようになります。ポイント還元やキャッシュバックで貯まったお金を趣味や投資に回して、有意義な時間を過ごしてみませんか?

3. 最後に

超低金利が長く続き、資産運用の環境は困難を極めます。殖やすことが難しいなら支出を減らせば良いかもしれませんが、その節約にも限界があります。節約にとられる手間暇や時間が、どれだけのゆとり時間と、お金を生み出す仕組みにつながっているのかを、今一度立ち止まって考える必要があるでしょう。
意識的に時間、お金に対する従来型の価値観、自らの行動を変えて、収入を増やす努力をすることが重要になってきています。

人生100年時代、自ら情報を得て行動し、お金がお金を生み出す「キャッシュリッチサイクル」をつくった人と、そうでない人とでは、貯まるお金はもちろんのこと、それによって作り出される生活、時間、精神的なゆとりに大きな差が開くことでしょう。今からでも遅くはありません。普段の生活の一部としてデビットカードなどの利用を取り入れて、お金が自然と貯まって、しっかり貯まる仕組みを今すぐつくりましょう!

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【横山利香 よこやまりか】

国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)。日本FP協会認定ファイナンシャル・プランナー。相続士。WAFP関東理事。
「会社四季報オンライン」や「夕刊フジ」、「ZUUonline」「All About株式戦略マル秘レポート」での連載や、ヤフーファイナンス「株価予想」でもコメントを行う。株式投資や不動産投資などの資産運用をテーマに、メディアで執筆、講演活動、株塾を開催。無料メルマガを毎週日曜日に発行中。

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