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ファンド選び虎の巻

少額から投資ができる、プロが自分に代わって運用してくれる、世界中さまざまな商品に投資ができる。

投資信託は初心者のかたにもおすすめの資産運用商品ですが、数あるファンドの中から1本を選ぶのはなかなか大変。最初のうちは聞きなれない用語も登場するため、敷居が高いように感じてしまうかたも多いかもしれません。

ここではかんたんな用語解説とともに、ソニー銀行のサービスサイトで「ファンド一覧・検索」を活用する方法や、「ファンド詳細画面」の見方をPCサイトを例にとってご紹介いたします。

「ファンド一覧・検索」でお好みのファンドを探す

まずは投資信託のページ内にある「ファンド一覧・検索」ボタンをクリック!
ここでソニー銀行の取り扱いファンドの中から、お好みの条件にあったものをかんたんに絞り込みができます。

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▲該当するチェックボックスを選択のうえ、「検索する」をクリックするだけでOK!

運用会社

ファンドの運用を行っている会社名です。

投資対象(複数選択可)

ファンドが投資している商品、つまりファンドの中身の種類です。

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  • 株式

    株式で運用されているファンド。株式の値段(株価)はその会社の業績だけではなく、好況期には上昇しやすいなど経済全体の外的影響も色濃く受けます。

  • 債券

    国が発行する「国債」、企業が発行する「社債(事業債)」など、債券で運用されているファンド。債券は株式と比べて値動きが比較的穏やかとされていますが、金利上昇局面では価格が低下しやすい傾向があります。

  • REIT

    REIT(リート、不動産投資信託)で運用されているファンド。REITは通常ならは巨額の資金が必要になる不動産投資を少額から手軽にできるようにした商品です。たくさんの投資家から集めた資金をビルやマンションに投資し、その売却益や賃貸収入を投資家に分配しています。

  • バランス(複合資産)

    株式だけ、債券だけといった1つの資産ではなく、複数の資産に投資する「バランス型(複合資産型)ファンド」。単一の資産に投資するファンドよりもリスク分散効果が高いといわれています。

  • コモディティ・資源

    金(ゴールド)をはじめとする貴金属や穀物、原油などの商品(コモディティ)・資源などに投資するファンド。

投資する地域(複数選択可)

ファンドの投資対象となっている国や地域で絞り込みができます。

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たとえば投資対象で「株式」を選択のうえ投資地域で「欧州」を選ぶと、欧州の株式に投資するファンドを絞り込みできます。

キーワード

関連するキーワードからファンドを絞り込みできます。

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  • ノーロード
    購入時の販売手数料が無料(ノーロード)のファンド。
  • インデックス

    日経平均株価やNYダウのような、市場全体の動向を表す指数(インデックス)と連動した値動きを目指して運用されているファンド。値動きが分かりやすいうえ販売手数料が無料(ノーロード)のものが多く、保有期間中にかかる費用も低めなのが特徴です。

  • 毎月分配

    定期収入が欲しいかたに人気の、毎月分配型ファンド。保有口数に応じた「分配金」を毎月支払うことを目指していますが、収益の状況によっては分配が行われないことがあります。

  • NISAおすすめ

    NISA(少額投資非課税制度)の非課税枠で購入するのに適しているとソニー銀行が考えたファンド。低コストのインデックスファンドを中心に選定しています。

  • スイッチングできる

    同一グループのファンド間であれば、販売手数料無料でスイッチング(保有するファンドを売却した代金で他のファンドを同時に買い付けること、いわゆる乗り換えをすること)が可能なファンド。なお、ソニー銀行ではNISA口座内でのスイッチングができませんのでご注意ください。

  • 積み立て

    ソニー銀行の投資信託 積み立てプランで購入が可能なファンド。月々の積み立て金額は、1,000円以上1円単位です。

  • 為替ヘッジあり

    海外の資産に投資しているファンドで為替変動による価値変動を回避するしくみとなっているファンド。

    為替変動による価値変動を回避、円安メリットを放棄する代わり、円高デメリットも避けようとするのが為替ヘッジです。ただし「為替ヘッジあり」のファンドは、ヘッジにかかる費用が発生します。また完全に為替変動の影響を回避できると保証されているわけではありません。

  • 為替ヘッジなし

    原則として為替ヘッジを行わないファンド。

  • ブルベア

    対象とする指数が上昇するほど基準価額が大きく上昇する「ブル(牡牛)型ファンド」と、その逆に指数が下落するほど基準価額が大きく上昇する「ベア(熊)型ファンド」。

    対象とする指数や、それに対し何倍の値動きを目指すかはファンドごとにあらかじめ決められています。大きなリターンを追求できる反面、リスクも大きいことには注意が必要です。

  • 外貨建て投資信託

    日本円で売買する投資信託(円建て投資信託)とは違い、外貨を購入したうえで投資信託を購入し、売却時にも外貨で売却代金を受け取るファンド。「外貨建て投資信託」は日々変動する基準価額も外貨で表示され、分配金が発生する場合は外貨で支払われます。

  • 外貨MMF

    外貨建ての投資信託のうち格付けの高い海外の債券で運用されているファンド。ソニー銀行では米ドル、豪ドル、NZドル、カナダドルの4種類の外貨MMFを取り扱っています。

ファンド詳細画面を読む

「ファンド一覧・検索結果一覧」などで個別ファンド名をクリックすると、そのファンドの詳細情報を記した画面が表示されます。

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個別ファンド名をクリックすると詳細画面へ!

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このページもあまり聞きなれない用語が多いので、各項目についてかんたんに解説します。

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  • 基準価額

    株式や債券など、その投資信託が組み入れている資産の値動きを受けて日々変動します。1口または1万口あたりの値段で表示され、1日に1回更新されます。

    なお、実際に投資信託を購入(または解約)する際に適用される基準価額は、お客さまのお申し込み後、約定日の夜間に算出されます。お客さまの注文時に表示されている基準価額は、直近営業日の価額ですので、注意が必要です

  • 純資産総額

    投資信託に組み入れられている株式や債券などすべての資産の時価総額で、ファンドの規模を表しています。人気の有無がファンドの良し悪しを決めるわけではありませんが、一般にたくさんの人が買った人気ファンドは純資産総額も大きくなる傾向があります。この純資産総額をトータルの口数で割ったものが1口あたりの価格、つまり基準価額となります。

  • カテゴリー

    投資信託の評価機関であるウエルスアドバイザー社が、さまざまなファンドを計78個のカテゴリーに分類したものです。分類にあたっては、各ファンドの組み入れ資産や運用方針などを参考にしています。

    たとえば日本の株式で運用される『国内株式型』のファンドも、「国内大型バリュー」「国内中型ブレンド」「国内小型グロース」など9つのカテゴリーに細分化されています。

  • ファンドレーティング

    上記「カテゴリー」が同じファンドの中で運用成績を相対的に評価、星の数(1つ~5つ)で示したものです。同一カテゴリー内であれば星の数が多いほど高い評価となります。
    運用期間が3年未満のファンドは表示されません。

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  • 設定日

    そのファンドが設定された日、ファンドの誕生日です。

  • 償還日

    ファンドの満期日です。満期にはファンドに組み入れられていた資産は売却され、その売却代金が口数に応じて投資家に返金されます。満期日がないものは「無期限」と記されています。

  • 決算日

    会社の決算同様、投資信託も一定期間ごとに決算を行って資産と負債を計算し、運用状況などを明らかにします。

    決算日は毎月、隔月、3ヶ月に1回、年に1回などファンドごとに決まっています。運用成果の一部を分配金として投資家に還元するファンドは、決算日に分配を行います。

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  • 販売手数料(税込)

    ファンドの購入時にかかる手数料です。最近は販売手数料が無料のノーロードファンドも増えてきました。

  • 信託報酬(税込)

    ファンドの保有期間中にかかる費用で、年率表示されています。ファンドの運用や管理の報酬として、信託財産(ファンドの資産)の中から自動的に差し引かれます。日々の基準価額は、この信託報酬を差し引いた後の価格です。

  • 実質信託報酬(税込)

    最近はファンド・オブ・ファンズ形式で運用される投資信託(他のファンドを投資対象として組み入れている投資信託)も増えてきました。実質信託報酬(税込)では投資先のファンドの信託報酬も加味しているため、前述の信託報酬(税込)と異なる場合があります。

  • 信託財産留保額

    ファンドの売却時にかかる費用です。徴収するファンドとしないファンドがあります。消費税相当額はかかりません。

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  • トータルリターン

    一定期間の利益率です。分配金はすべて再投資したものと仮定したうえで、ファンドが対象期間中にどれだけ値上がり、もしくは値下がりしたかを示しています(諸手数料は考慮せずに計算)。複数年のトータルリターンは年率表示しています。

  • 標準偏差

    ファンドの価格変動リスクの大きさをイメージする際の参考として役立ちます。数値が大きいほど対象期間のリターンのぶれが大きかったことを表します。複数年の標準偏差は年率表示しています。

  • シャープレシオ

    別名「効率係数」「シャープ測度」などとも呼ばれます。リスクに見合ったリターンを得られているかを表す指標で、数値が大きいほど効率の良い運用が行われていると考えられます。

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  • 分配金履歴:直近12回分

    直近の決算12回における、分配金の分配状況です。あくまで過去の実績なのでこれからも同様に分配が行われるとは限りませんが、今後を予想するうえでの参考となります。

  • 資産構成比

    そのファンドの中身がどんな資産で運用されているか、内訳の比率です。

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  • リスク・リターン分析(5年)

    「国内株式」「海外株式」など計8つの資産クラスと、当該ファンドの過去5年間のリスク・リターンのバランスを比較したものです。

  • 最大下落率(設定来)

    「1ヶ月間」「1年間」などの期間内において、過去に最大でどれぐらい基準価額が下落したかと、その下落が発生した時期を示しています(分配金は再投資したものとして基準価額を計算)。もし思惑に反して大きく値下がりした場合、どのくらいの損失が発生しうるかを予想するうえでの参考となります。

    いかがでしたか?あまり聞きなれない投資信託用語も、一度覚えてしまえばそれほど難しいことはありません。

    今回ご紹介した「ファンド一覧・検索」の活用法や「ファンド詳細」の見方が皆さまのファンド選びの一助となれば幸いです。

    なお、ソニー銀行では投資信託の初心者のかたに向け、「保守型」「やや積極型」「積極型」のタイプ別に厳選したおすすめファンドを紹介しています。ぜひこちらのページもご参考ください。

    (最終更新日:2023年3月29日)

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