ここぞと決めた中古マンション、すぐにでも新生活を始めたいですよね。その前にいろいろ決めなければならないことがたくさん。その中でも住宅ローンは、勧められた銀行でいいのか・・・住宅ローンを早く決めないと他のかたに取られてしまうかも・・・と、不安になるかたもいらっしゃるのでは?
そんなとき、住宅ローンについてどんなポイントを確認すればいいのかが分かっていれば、安心できるだけでなく、借入までの時間を短縮できます。
住宅ローン3つのチェックポイント
住宅ローンを選ぶにあたって確認したいことは主に以下の3つです。
- 金利
- 手数料
- 団体信用生命保険(以下、団信)の保障内容
順に解説していきます。
1.金利
一般的には大手銀行よりも、ネット銀行の金利が低いです。店舗の運営コストが節約できるため、大幅に経費を圧縮できます。そのため低金利な住宅ローンを提供できています。
2.手数料
手数料はどこの銀行でも同じなのではと考えている方もいらっしゃるかもしれません。変動金利の場合2%程度の手数料を設定している銀行が多いです。ただし、商品によって手数料が違う場合があるので注意が必要です。
変動金利を選んだ場合の手数料の違い(ソニー銀行の場合)
- 変動セレクト住宅ローン: 金利0.457% 手数料2.16%(消費税込み)
- 住宅ローン:金利0.757% 手数料 一律43,200円(消費税込み)
※2019年8月26日現在 2019年9月適用金利(年利)、新規購入で自己資金10%以上の場合
※消費税は2019年8月時点の8%で算出
借入金額が3000万円の場合、変動セレクト住宅ローンの手数料は648,000円となり、住宅ローンの手数料との差は604,800円です。
- いつかは戸建てに住み替えたい
- 子供が手を離れたら住み替えたい
- 短期間でローンは完済しようと考えている
こんな場合、手数料を抑えるメリットのほうが大きい場合もあります。
3.団信の保障内容
もしものとき、住宅ローンがどうなるかは心配ですよね。ご自身が亡くなったときは、団信で住宅ローンの残高がゼロになります。最近はがんなど病気になった場合も保障してくれる団信が出ています。銀行によって保障内容が異なるので、次の3つを確認しましょう。
- 保障範囲
死亡保障のみ。がんも保障。3大疾病も保障。ご自分が安心できる範囲を選びましょう。
- 保障条件
どんな条件で保障が受けられるのか。診断時に保障されるもの、一定期間の就労不能で保障されるもの。銀行によって異なるので、ここは要チェックです。
- 上乗せ金利
保障範囲を広げると、金利が上乗せになるケースもあります。保障が同じでも上乗せ金利は銀行によって異なります。団信の保障を厚くしたことで、高いと思っていた別の銀行の金利のほうが低くなってしまったこともあります。
団信はがん特約に注目
がん特約は金利年0.1%~年0.2%程度の上乗せでつけられることが多いです。 例えば、ソニー銀行のがん団信100であれば、がんと診断確定時に住宅ローン残高のゼロになります。さらに100万円の給付金もあります。金利上乗せは年0.1%です。 もちろん医療保険やがん保険も併せて検討すべきです。ただし、診断された時点で返済負担が軽減されることを考えると、がん特約は加入する価値があると思います。
時間が無いならネット銀行がおすすめ
ネット銀行は金利のメリット以外にも時間短縮のメリットもあります。一番大きいのは、銀行窓口に事前手続きに行く必要がないこと。手続きごとに会社を休む調整も必要なく、手続きのタイムロスが少なくなります。 ソニー銀行では、契約手続きの電子化が導入され、融資までの時間がさらに短くなりました。 物件の引き渡しまで時間があまりなくても、ネット銀行なら間に合う可能性もあります。仲介業者に勧められた銀行に決める前に、ネット銀行を検討してみてはいかがでしょう。
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