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含み損が出ている投資信託はどうする?

あなたは、買ったときよりも値下がりした投資信託を持っていますか?

そもそも、投資信託におけるリスクとは?

投資信託における「リスク」は、基準価額が上下に変動する「ブレの大きさ」を意味します。 投資信託は、株式や債券などに投資する商品ですので、投資対象によって株価や金利変動などのさまざまなリスクの影響を受けます。たとえば、日経平均の値動きに連動するインデックス型の投資信託の場合、日経平均株価が下がれば、その投資信託の基準価額も同様に下がる傾向にあります。

含み損が出ている場合はどうする?

投資信託を買うまではよかったけれど、評価損益がマイナスになってしまった!いわゆる含み損の状態になってしまったら、あなたはどうしますか? 別の投資信託に乗り換える、しばらく様子をみる、同じ投資信託に追加投資するなど、できることはいくつか考えられますが、どれが正解なのか迷ってしまいます。そんなときは、今後の値上がり(値下がり)について自分がどう考えるかによって判断するのもひとつの方法です。

今後の値動きはどのような見通しか

もし、保有している投資信託が今後も値上がりする見込みがないと考える場合は、その投資信託を解約したり、別の投資信託を購入したりすることもできます。なかには、ブルベア型の投資信託で一転反撃に出たり、投資対象の国を変えたりするお客さまもいらっしゃいます。一方で、含み損の要因を一時的な値下がりと捉えるのであれば、同じ投資信託に追加投資をして平均購入単価を下げ、再び値上がりのタイミングを待つ手もあります。これから値上がりするのか値下がりするのかわからない場合は、しばらく様子見を決め込むこともできるでしょう。

リスクを低減しながら追加投資する方法

長期的には値上がりする見込みがあると考えているけれど、足元の価格変動で右往左往したくない場合は、「積み立て投資」を活用して資産を積み上げる方法があります。

以下の図は、一度に全額を投資した場合と複数回に分けて投資した場合を比較したものです。

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あくまでシミュレーションですが、合計の購入金額は両者とも40,000円でも、一度に全額を投資した場合の購入口数は40,000口、複数回に分けた場合は41,711口という結果です。複数回に分けたほうが、たくさんの口数を買うことができました。

つまり基準価額が上下する環境では、定時定額で追加投資することによって平均購入単価を低くできる可能性があります。そのため、積み立て投資は一般的にリスクを低減する方法として紹介されているのです。

「積み立てプラン」で購入単価のブレをならす

毎月決まったタイミングで同じ金額を積み立てるなら、ソニー銀行の「積み立てプラン」がおすすめです。 積み立て日と金額を設定すれば、毎月自動的に円普通預金からの引き落としで投資信託の購入が行われるので、お客さまの手間がかからない点がポイント。しかも、「積み立てプラン」は少額(1,000円)から利用できるので、無理なく投資を続けることができます。

長期目線で資産を育てる

株式や債券など、日々価格が変動する資産に投資する投資信託において、基準価額の値動きは避けて通れません。含み損が出ると、このまま右肩下がりになってしまうのではと悲観的になってしまうこともあります。しかし、短期的な投機ではなく長期的な目線で資産を育てることが目的の場合は、解約によって損失を確定させることが必ずしも正解とは限りません。

投資信託の含み損でお悩みのかたは、足元の変動要因や今後の見通しについての情報収集からはじめてみてはいかがでしょうか。

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