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家計の見直し方法とやさしい投資の始め方

春といえば新生活のスタート。家計を見直して浮いたお金でコツコツ積み立ての習慣を始めよう

資産運用と言われても何から始めていいか、きっかけもなくなかなか始められないというかたも多いのではないでしょうか。

春の新生活シーズンは、お金の勉強を始めるのに相応しいタイミングです。家計を見直して、長期的な積み立ての習慣をスタートしましょう。

本記事では、家計の見直し方と、投資を始める最初の一歩についてお伝えします。

初心者のかたにやさしい投資の始め方をご紹介

家計の余剰金ではなく「天引き」を目指す

資産運用を始めるためのお金を貯めるにはどうしたらよいか、ふたつの考え方をまとめました。
①は毎月の給料から固定費と生活費を引いた余剰金を運用資金とする方法です。
②は毎月の給料から固定費と運用資金を引いた余剰金を生活費とする方法です。
どちらがお金が貯まるでしょうか。

 ① 毎月の給料-社会保障費など天引き-生活費=余剰金
 ② 毎月の給料-社会保障費など天引き-運用資金を天引き=生活費

①は生活費の支出が高くなると余剰金の金額も低くなり、「貯蓄する気持ちはあるのだけど今月も上手く貯まらなかった」ということになります。

一方で②はあらかじめ決まった額の運用資金を「天引き」することで、毎月の給料から運用に回す金額を固定し、毎月一定額を貯蓄することができますので②をおすすめします。

ではどうやって余剰金を捻出すると効果的なのでしょうか。

給料から自動的に運用資金を天引きし、残ったお金で生活費をやりくり。

家計を見直して「運用資金」を増やそう

②の方法で貯蓄するには余剰金で生活費を賄えるように支出を見直すことが大切です。家計簿アプリなどを活用して家計を可視化すると、支出の内容やバランスを見直しやすくなります。

抑えた支出を運用資金に回して、今月1万円引いても大丈夫なら翌月は2万円引いてみる、といった具合で少しずつ運用資金を増やしてみましょう。

家計の見直しがおすすめなのは春の新生活を迎えるタイミングです。なにかと出費が積み重なりがちな時期に貯蓄ができると、大きな自信になります。

その次の段階が「浮いたお金で資産運用をすること」です。
最近はネットでも週刊誌でも資産運用でお金を増やそう!ばかりですが、資産運用ではお金が増える可能性もありますし同時に減る可能性もあります。

お金を減らさないためにどのようなことに気を付ければよいのでしょうか。

上手にふやす方法をご紹介

管理していても自動的に余剰金は増えない。ならばどうすればいいか。

昔は銀行や郵便局にお金を預けておくと、年利5%以上は当たり前でした。100万円貯蓄すると1年後には5万円が付加されます。そのため家計の見直しも余剰金を生み出した時点で完了です。
ところが現在は100万円を預けていても利息はほとんどありません。
人生100年時代ともいわれ老後資金を確保する必要性も強まり、国も「これまでは貯蓄を推奨していたが、これからは投資を考えて欲しい」というメッセージを出しています。

とはいえ資産運用にはリスクがあります。

(1)リスクを抑えた投資を始めることの大切さ

そこで、リスクを抑えた投資をおすすめします。ここでいうリスクとは、「損失を出すリスク」です。

損失を出すリスクとは、例えば100万円の評価額が80万円になるリスクのことです。その後も持ち続けていれば100万円に戻る可能性もありますが、一方で70万円になってしまうリスクもあります。

投資をしている以上、損失が出るのは仕方のないことではありますが、下がっても95万円で抑えられるような「リスク規模の低い投資方法」を選択することが大切です。

(2)慣れてきたら、ほかの運用とのバランスを考えよう

実際の投資でまず優先したいのは、「コツコツ積み立て投資の習慣をつけること」です。毎月同規模の、生活を圧迫しない金額を投資に回しましょう。

また、株や投資信託を選ぶときは、仕事や趣味に近い領域や、これから来るであろう流行や関心を先取りして選びます。選んだらまずは長期所有です。

積み立てにはドルコスト平均法という考え方があります。銘柄の株価が高いときも低いときも継続して購入することで、いろいろ「目移り」をするよりも安定的なリターンを出せるという法則です。投資の初心者にはとてもおすすめです。

また株式所有で生み出した利益を「次の購入」に当てることで累乗の利益を出す「複利効果」も享受していきましょう。

ある程度投資経験を積んだら、値動きの激しい銘柄を選んでリスク、リターンの高い投資にも挑戦してみるのもよいでしょう。
ただ、その場合は「〇〇以上下がったら売却する」という基準を作って大きな損失を出さないようにしましょう。

これは「損切り」と呼ばれ、あらかじめ決めた基準以上に損失が膨らまないようにし、あなたの資金を守ることができるので、「気がついたら挽回できないほどに下がってしまった」という投資初心者によくある失敗を予防する効果があります。

損失を確定させるために損切りする。さらなる値下がりによる損失拡大を防ぎます。

アドバイス

「貯蓄から投資へ」という風潮のなかでも、はじめて投資をするときは大きな不安があると思います。
最初はリスクを抑えたコツコツ投資で何も問題ありません。少しずつ経験を積んで、投資スキルを上げていきましょう。

コツコツ続け、大きく資産をふやしましょう。

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