こんにちは、ヒロです。この夏も外貨預金関連のキャンペーンや特別金利を実施していますが、興味のあるものはありましたか?外貨の買い時がわからないというかた向けに、今回は8月の円高アノマリーについて紹介します。
アノマリーって何?
理論や法則などの具体的な根拠はないものの、予測として当たりやすい経験則のことをアノマリーと呼びます。例えば、年末は節税のために損失を出すことを目的とした売り注文が発生しやすいという「節税売り」や、年末の反動で1月は買いが優勢となりやすく株価が上昇しやすいという「1月効果」などが有名です。面白いものだと、大和総研が過去に発表した「サザエさん効果」などもありますね。
8月の円高アノマリー
例年8月には米国債の償還や利払いがありますが、受け取った米ドルを売却し日本円を買う機関投資家の動きによって円高に動きやすくなるというのが「8月の円高アノマリー」の概要です。あくまで経験則ではありますが、有名であるがゆえにこのアノマリーを意識して取り引きをしている市場参加者も多いのではないのでしょうか。
2000年から2020年における8月の米ドル円の動きを確認すると、21回中14回、月初よりも月末の方が円高水準となっていました。
年月 | 月足始値 (円) |
月足終値 (円) |
終値と始値の差分 (円) |
2000年8月 | 109.30 | 106.63 | −2.67 |
2001年8月 | 125.00 | 118.75 | −6.25 |
2002年8月 | 119.81 | 118.44 | −1.37 |
2003年8月 | 120.55 | 116.89 | −3.66 |
2004年8月 | 111.04 | 109.11 | −1.93 |
2005年8月 | 112.58 | 110.61 | −1.97 |
2006年8月 | 114.62 | 117.34 | +2.72 |
2007年8月 | 118.50 | 115.76 | −2.74 |
2008年8月 | 107.85 | 108.79 | +0.94 |
2009年8月 | 94.71 | 93.01 | −1.70 |
2010年8月 | 86.38 | 84.16 | −2.22 |
2011年8月 | 77.41 | 76.59 | −0.82 |
2012年8月 | 78.10 | 78.37 | +0.27 |
2013年8月 | 97.86 | 98.15 | +0.29 |
2014年8月 | 102.78 | 104.05 | +1.27 |
2015年8月 | 124.00 | 121.22 | −2.78 |
2016年8月 | 102.05 | 103.42 | +1.37 |
2017年8月 | 110.24 | 109.96 | −0.28 |
2018年8月 | 111.86 | 111.02 | −0.84 |
2019年8月 | 108.78 | 106.29 | −2.49 |
2020年8月 | 105.87 | 105.89 | +0.02 |
「米ドル円の為替レート」は8月に入って最初の為替レート(始値)と最後の為替レート(終値)です。その差分がプラスである場合は月末の方が円安、差分がマイナスである場合は月末の方が円高水準にあることになります。符号の数をカウントすると、円高(符号がマイナス)の月が14回、円安(符号がプラス)の月が7回でした。
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8月はまだ始まったばかりですが、今回紹介したアノマリーにも注目して相場を見ていただければ幸いです。