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通貨の特徴 ユーロ編

米ドル ユーロ 英ポンド
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ユーロ 政策金利の高さ 星1つ 為替レートの変動しやすさ 星1つ 情報の入手しやすさ 星5つ

ユーロ圏経済を支えるメジャー通貨

ユーロは欧州中央銀行(ECB)が発行している主にユーロ圏経済で流通する通貨です。ドイツマルクやフランスフランなどと入れ替わる形で1999年に誕生した比較的新しい通貨ですが、米ドルと並ぶ主要通貨として知られています。

為替変動リスクを避けることやユーロ圏内での商取引を円滑に行うために統一通貨として導入されたユーロですが、各々の加盟国が独自の金融政策をとることができないという問題点も存在します。またユーロソブリン危機などのように、一部の国の財政危機が問題になるとユーロが大幅に下落するケースもあります。

ユーロ圏経済の象徴であり、米ドルの対抗馬

ユーロに関する市場情報は米ドルに次いで入手しやすく、日本語で少し調べるだけでもさまざまなニュースやアナリストの見解を見ることが可能です。一方で、ユーロ圏経済をけん引するドイツから財政破綻危機までささやかれたギリシャまで多様な性格を持つ国が一体となっているため、情報の取捨選択には注意が必要です。また、ユーロは米ドルと並ぶ二大通貨ということもあり、米ドルに悪材料があると買われやすい(逆に米ドルに好材料があると売られやすい)傾向があるといわれています。

アナリストの注目指標

アナリストが注目する、経済指標やイベントについて紹介します。

ECB理事会
年8回

ユーロ圏19ヶ国の中央銀行である欧州中銀(ECB)が金融政策を決定する場です。ECBは物価の安定を目標におき、これに反しない限りにおいて、EUの全般的な経済政策を支持するという方針です。決定された政策を受けてユーロ圏各国、中でもドイツの金利が大きく動けば、ユーロも連動して動く傾向が見られます。

ユーロ圏消費者物価指数(HICP)
毎月末(速報値)

ECBの責務が「物価の安定」であることから、インフレ関連指標は最も重要な指標といえます。この他、ユーロ圏各国もそれぞれ消費者物価指数を発表しており、それらを総合的に眺めながら、ECBは金融政策をどのように運営していくか、方針を決めることになります。

各国PMI
月2回(速報値・改定値)

ユーロ圏各国の製造業やサービス業の景況感を表した指標です。50を上回れば景気拡大、50を割り込めば景気悪化を示しています。ユーロ圏経済の牽引役であるドイツ、フランスのPMIは特に注目されます。強い様子が示されれば、基本的にユーロには上昇圧力がかかる傾向にあります。

欧州理事会
不定期

欧州各国の首脳が一堂に会し、議論を行う場です。立法権はありませんが、政策上重要な課題について、各国首脳が方向性について踏み込んだコメントをすることもあります。ユーロ相場を常に動かすというわけではありませんが、重要なイベントです。

ECB理事会
年8回

ユーロ圏19ヶ国の中央銀行である欧州中銀(ECB)が金融政策を決定する場です。ECBは物価の安定を目標におき、これに反しない限りにおいて、EUの全般的な経済政策を支持するという方針です。決定された政策を受けてユーロ圏各国、中でもドイツの金利が大きく動けば、ユーロも連動して動く傾向が見られます。

ユーロ圏消費者物価指数(HICP)
毎月末(速報値)

ECBの責務が「物価の安定」であることから、インフレ関連指標は最も重要な指標といえます。この他、ユーロ圏各国もそれぞれ消費者物価指数を発表しており、それらを総合的に眺めながら、ECBは金融政策をどのように運営していくか、方針を決めることになります。

各国PMI
月2回(速報値・改定値)

ユーロ圏各国の製造業やサービス業の景況感を表した指標です。50を上回れば景気拡大、50を割り込めば景気悪化を示しています。ユーロ圏経済の牽引役であるドイツ、フランスのPMIは特に注目されます。強い様子が示されれば、基本的にユーロには上昇圧力がかかる傾向にあります。

欧州理事会
不定期

欧州各国の首脳が一堂に会し、議論を行う場です。立法権はありませんが、政策上重要な課題について、各国首脳が方向性について踏み込んだコメントをすることもあります。ユーロ相場を常に動かすというわけではありませんが、重要なイベントです。

石川さん画像.jpg


アナリストの紹介

石川 久美子
(いしかわ くみこ)

ソニーフィナンシャルグループ
金融市場調査部 シニアアナリスト

2009年4月に外為どっとコムに入社。同年6月から同社研究員として、外国為替相場について調査・分析を行う。2016年11月より現職。外国為替市場に関するレポート執筆の他、テレビ東京「Newsモーニングサテライト」など多数のテレビ番組に出演し、金融市場の解説を行う。資源国・新興国通貨に強い。

過去10年の値動き

2013年 131.46円
2015年 135.82円
2017年 130.25円
2019年 119.00円
2021年 129.75円

出所:Bloombergのデータよりソニー銀行が作成(表内の為替レートは記載年における8月初日の終値を記載)

通貨の豆知識

1999年1月に11ヶ国で統一通貨として導入されたユーロ。以後、導入国は増え続け2021年10月現在、EU加盟27ヶ国のうち19ヶ国でユーロが使用されています。さらにブルガリアとクロアチアも早ければ2023年にもユーロを導入の他、ルーマニアも2024年を目処に導入したい意向です。

ユーロ紙幣にはいずれも歴史や伝統を感じさせる建造物が描かれていますが、実はこれらはすべて架空の建造物。実在する建造物をデザインに使用した場合、「わが国のあのシンボルタワーこそ紙幣デザインにふさわしい!」「わが国のあの門こそがふさわしい」など、各国からの不満が必至のため架空の建造物としたようです。

掲載データ・情報は万全を期していますが、その正確性・安全性などを保証するものではありません。また、掲載データ・情報などは、作成時点のものです。
記事冒頭の星は、以下の基準をもとに当社独自の判断にて階級を設定しています。

  • 政策金利の高さ 執筆時点の政策金利をもとに、0.00%以下を星ひとつ、0.00%超0.20%未満を星ふたつ、0.20%以上0.40%未満を星3つ、0.40%以上0.60%未満を星4つ、0.60%以上を星5つとしています。
  • 為替レートの変動しやすさ 2021年8月末の1ヶ月インプライド・ボラティリティ(出所:Bloomberg)の過去60日平均をもとに、6%未満を星ひとつ、6%以上8%未満を星ふたつ、8%以上10%未満を星3つ、10%以上12%未満を星4つ、12%以上を星5つとしています。
  • 情報の入手しやすさ 2021年3月から8月における当社配信のマーケットレポートならびに一般的な情報より階級付けをしています。

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