たくさんのお客さまにえらばれている人気のソニー銀行の外貨定期預金。特に米ドルについては、市場金利の上昇を背景に、金利が高い状況が続いており、非常に多くのお客さまにご利用いただいています。その一方で、外貨定期に関するお問い合わせも増えています。今回は、外貨定期預金のお申し込みを検討しているお客さまから、よくあるご質問について詳しくご説明します。
Q1:高金利の外貨定期預金、満期を迎えたら金利はどうなる?
外貨定期預金を預けるにあたり、円普通預金から預ける場合と外貨普通預金から預ける場合の2つの方法があります。「円からはじめる限定金利」は、円普通預金から預ける場合に限定した高金利の外貨定期預金ですが、ご利用いただくお客さまが非常に多い人気商品です。そんな商品に多い質問が、「満期を迎えて自動継続する場合、預け入れ当初の高金利適用になりますか」という内容です。
結論からお伝えしますとその金利は適用にならず、継続日の外貨定期預金の通常金利が適用となります。
円から預け入れした場合の高金利は、あくまでも当初の預け入れ限定の金利となります。自動継続は、満期を迎えた外貨定期を再び預け入れることになりますので、円から預け入れ限定の金利は適用になりません。満期を迎えた時点の外貨定期預金の金利が適用されますのでご注意ください。
※円から預け入れ限定の高金利は、すべての通貨に設定があるわけではありません。対象となる通貨はキャンペーンなどにより、都度、変更します。
円からはじめる限定金利
Q2:満期の取り扱いはどれがおすすめ?
外貨定期預金の満期の取り扱いは次の3つの中から選べます。
1:元利自動継続
元本と利息(税引き後)を自動的に同一期間の外貨定期預金として継続します。元本に利息を加えてあらたな外貨定期預金の継続となるため、再投資による複利効果が期待できます。
2:自動解約(外貨受け取り)
満期を迎えたら、自動的に解約となり、元本と利息(税引き後)を、同一通貨の外貨普通預金口座で受け取ります。
3:自動解約(円貨受け取り)
満期を迎えたら、自動的に解約となり、元本と利息(税引き後)を、満期時のご売却レート(TTB)で自動的に円に交換して、円普通預金口座で受け取ります。
※満期日指定の場合は、「自動解約」のみの選択となります。
3つの取り扱い方法の、メリットデメリットおよびおすすめのかたは次の通りです。
満期取り扱い方法 | 元利自動継続 | 自動解約 (外貨受け取り) |
自動解約 (円貨受け取り) |
メリット | ・再投資による複利効果が期待できる。 ・再預け入れの手間が省ける。 |
・満期後に使う予定のあるかたは解約の手間が省ける。 ・自分のタイミングで円転できる。 |
・満期後に使う予定のあるかたは解約の手間が省ける。 |
デメリット | 普通預金にする際の解約手続きが必要となる。 | 解約後は普通預金となるため、相対的に金利は低い。 | 満期日に自動的に円転されるため、受取額は満期日のレート次第。 |
こんなかたにおすすめ | ・長期的な余裕資金があるかた。 ・解約手続きをいとわないかた。 ・自分のタイミングで円転したいかた。 |
・満期時に使う予定のあるかた。 ・自分のタイミングで円転したいかた。 |
・満期時に使う予定のあるかた。 ・満期日の為替レートを気にしないかた。 |
Q3:為替予約ってなに?
為替予約とは、将来の為替相場の取引条件を決めた、為替の売買契約のことです。為替予約時に決めた為替レートで、外貨定期預金を解約することにより、満期時まで確定しない外貨預金の円での価値を先に確定することができるため、為替変動リスクを回避することが可能です。外貨定期預金の場合の一般的な使い方としては、外貨定期を預け入れし満期が近づいた時に円安が進んでおり、このくらいの水準であれば、円貨ベースの受取額をあらかじめ確定させておきたいというときに利用するかたが多いようです。
次のグラフは、1USD=100円で購入し、為替予約をした場合のケース事例です。
ケースAの場合
為替予約レートが102円の時に為替予約をすれば、満期時の為替レートがいくらであっても、1USDあたり2円の為替差益が確定します。
ケースBの場合
為替予約レートが98円のときに為替予約をすれば、さらなる円高を予測した場合、為替差損を2円に限定できます。
メリット | ・円高進行でも、予約時点以上の為替損失がない。 ・受け取ることができる円を確定できるため、運用計画が立てやすい。 |
デメリット | ・円安でも得られたはずの利益が得られない。 ・取り消しや変更ができない。 |
さらに詳しく為替予約を知りたいかたは、為替予約についてをご覧ください。
為替予約について
最後に
高い金利が魅力の外貨定期預金ですが、円定期預金との違いやリスクはしっかり理解したうえで取り組むことが大切です。ぜひ、ご自身のポートフォリオや運用スタイルにあった活用をお願いします。
なお、ソニー銀行では、円貨から預ける「円からはじめる限定金利」は期間1ヶ月を中心に、高い金利をご用意しています。ぜひご検討ください。