10月16日にWWFジャパン 自然保護室の岩渕翼さんをゲストにお迎えし、「WWFジャパンから学ぶスマトラ島森林保全セミナー」を開催しました。内容をダイジェストでご紹介します。
世界の森林の現状とWWFジャパンの森林保全活動
WWFジャパン 岩渕さんからは、50年で調査対象の野生生物種の個体群が平均73%も縮小していること、世界の森林が減り続けていることをご説明いただきました。
森林破壊の最前線には、ソニー銀行の口座開設1口座につき寄付している「インドネシア・スマトラ島の森林保全プロジェクト」の活動地であるスマトラ島も含まれます。
森林破壊の要因や影響、そういった現状を踏まえたWWFジャパンの活動についてお話しいただきました。
スマトラ島の現状
スマトラ島は日本よりも国土は広く、スマトラトラやアジアゾウ、オランウータンなどの絶滅危惧種が生息しています。
森林減少のスピードは減速したものの、毎年2万haの天然林が減少しており、主要産業のパーム油や天然ゴムが森林減少の主要因にもなっているそうです。
環境・社会に悪影響を及ぼさず、経済的に成り立つ持続可能なパーム油を普及させるため、WWFジャパンでは、小規模農家さんに森林管理や人権などの基準を満たしたことを示すRSPO認証取得を支援する活動も行っています。
日本でできること
認証マークがついた製品を選んで購入するなど、私たちも身近なことからできることがあります。WWFジャパンがおすすめする認証についてもご説明いただきました。
また、ソニー銀行の口座開設に伴う寄付は、持続可能な生産のトレーニングやルール作り、野生生物調査や森林パトロールに役立てられていることを最後にお話しいただきました。
お客さまのお取り引きが社会貢献につながります
ソニー銀行では、口座開設1件につきWWFジャパンの「インドネシア・スマトラ島森林保全プロジェクト」へ10円の寄付の他、15歳未満のお客さまの口座開設1件につき100円を「特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクール」に寄付しています。
お客さまとともに持続可能な社会を実現するため、積み立て商品や住宅ローン、投資型クラウドファンディングなど商品・サービスを通じたサステナビリティの取り組みを進めています。