ソニー銀行ではこれから投資信託を始めるかたに向けたページ、最初の1本におすすめ タイプ別厳選ファンドをご用意しています。
前回は3つのタイプのうち、もっともローリスクな「保守型」についてご紹介しました。今回はミドルリスク・ミドルリターンにあたる、「やや積極型」のファンドをご案内します。
堅実な「保守型」のリターンではちょっと物足りない。とはいえ値動きが大きな「積極型」には二の足を踏んでしまう。そんな皆さまにおすすめの3本です!
世界経済インデックスファンド
この1本で世界経済全体の発展を享受すべく、投資対象地域は日本・先進国・新興国に広く分散。投資する商品も原則として株式50%・債券50%に分散。投資信託のメリットの1つ、「リスク分散」が徹底された1本です。
地域別の投資比率は世界経済に占めるGDP比率を参考に決定、この比率が変化しても年1回見直しが行われるため、数十年単位の長期保有にも向いているでしょう。
不況の国がマイナス成長に陥ることはしばしばありますが、世界経済全体がマイナス成長を記録したのは戦後ではただ一度、リーマンショック直後の2009年の1年だけ。お手軽に世界全体にまるごと投資できるこのファンドで、その成長を享受してみませんか?
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
その名の通り、4つの資産(国内株式・国内債券・先進国株式・先進国債券)に原則25%ずつ均等に分散投資する1本です。
「やや積極型」として今回厳選した3本の中では唯一、新興国には投資しないファンドです。新興国は将来の成長期待が大きい反面、値動きも比較的大きめで、先進国と比べると日本国内では情報が入手しにくい一面も。新興国特有のカントリーリスクを避けたいかたは、この1本を選ぶのが良いでしょう。
3本の中では信託報酬(保有期間中にかかるコスト)がもっとも低い点もポイントです。
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
eMAXIS最適化バランス(マイミッドフィルダー)
世界各国の株式、公社債のほか不動産にも分散投資。1年間の値動き(リスク)は12%程度を想定、これは米ドルの価格変動リスクに近いイメージです。
2019年6月28日時点の資産構成は国内株式17.0%、先進国株式20.0%、新興国株式8.1%、国内債券23.9%、先進国債券7.0%、新興国債券8.1%、国内REIT(不動産投資信託)6.0%、先進国REIT8.8%、コールローン他1%。外貨建て資産については原則として為替ヘッジは行いません。
攻めてよし、守ってよし。まさに攻守のバランスがとれた、ミッドフィルターのような活躍が期待される1本です。
今回は「やや積極型」の厳選ファンドをご覧いただきました。次回は最終回、「積極型」の3本をご紹介いたします。