ホーム コラム iDeCoとNISAはどう違う?将来のために準備したい、「じぶん年金」づくりのポイント(後編)

コラム

公開: 更新:

iDeCoとNISAはどう違う?将来のために準備したい、「じぶん年金」づくりのポイント(後編)

金融ワカラナイ女子のためのコミュニティサービス「きんゆう女子。」をご存じですか。
資産運用を考えているメンバーのかたとiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)についてお話ししました。


前編はこちら

これからの未来について少し考えてみませんか?

(Q:きんゆう女子。/A:ソニー銀行)

iDeCoと他制度の違いを知りたいです。

Q:iDeCoは、NISAやつみたてNISAとは何が違うんですか?

A:iDeCoは掛金の全額が所得控除の対象となるなど、手厚い税制優遇が魅力ですが、引き出しは原則60歳以降となります。NISAやつみたてNISAは、限度額の範囲内で非課税投資ができ、商品を売却すれば、いつでも引き出しできます。

Q:NISAやつみたてNISAだと、子どもの進学や住宅購入など将来のライフイベントに備えられそうですね。

A:そうですね。制度によって限度額や年齢制限が異なるので、どれかひとつを選ぶというよりは、用途に合わせて使い分けるのがおすすめです。

iDeCoの場合
・年齢制限:20歳以上65歳未満
・投資限度額(年額):14.4万円~81.6万円(加入資格により拠出限度額が異なります)
・運用期間:受取終了まで(受け取り開始時期は60歳~70歳です)
・投資対象:預金、投資信託など(ソニー銀行のiDeCoでは定期預金などの元本確保型商品はラインアップしておりません)
・運用の自由さ:投資対象はいつでも何度でも変更可能
・途中引き出し:原則60歳まで不可
・口座開設、管理の手数料:あり
・税制メリット1(拠出金の所得控除):掛金の全額を所得控除(小規模企業共済等掛金控除)
・税制メリット2(運用益への課税):非課税(運用中の年金資産には1.173%の特別法人税がかかりますが現在は課税が凍結されています)
・税制メリット3(受け取り時の税控除):一時金は退職所得控除、年金は公的年金等控除

つみたてNISAの場合(ソニー銀行ではつみたてNISAの取り扱いはありません)
・年齢制限:18歳以上
・投資限度額(年額):40万円
・運用期間:最長20年間
・投資対象:投資信託
・運用の自由さ:売却した分の非課税枠の再利用は不可
・途中引き出し:いつでも可能
・口座開設、管理の手数料:なし
・税制メリット1(拠出金の所得控除):なし
・税制メリット2(運用益への課税):非課税
・税制メリット3(受け取り時の税控除):なし

一般NISAの場合
・年齢制限:18歳以上
・投資限度額(年額):120万円
・運用期間:最長5年間
・投資対象:株式、投資信託など
・運用の自由さ:売却した分の非課税枠の再利用は不可
・途中引き出し:いつでも可能
・口座開設、管理の手数料:なし
・税制メリット1(拠出金の所得控除):なし
・税制メリット2(運用益への課税):非課税
・税制メリット3(受け取り時の税控除):なし

商品選びのポイントを教えてください。

Q:iDeCoは投資信託などで運用するとのことですが、自分で商品を選ぶんですよね?

A:そうです。商品によってコスト、値動き、リターンなど特徴がさまざまです。商品説明を読んでご自身に合ったものを選べるかたもいると思いますが、なかなか難しいですよね。

Q:ゼロから自分で選ぶのはハードルが高いです。

A:ソニー銀行のiDeCoでは、運用サポートツール「SMART FOLIO〈DC〉」をご利用いただけます。質問に答えていくことで、ご自身に合った資産の組み合わせを簡単に診断できるので便利です。

Q:シミュレーションツールなどを上手く活用できれば、初心者の私でも商品を絞り込むことができそうです。

A:体験版もあるので、ぜひ使ってみてください。
SMART FOLIO〈DC〉(みずほ銀行のページへリンクします)

申し込み手続きが大変なのでは?

Q:iDeCoの申し込みをするにあたってもうひとつハードルが...

A:なんでしょうか?

Q:たくさんの書類に記入して手続きするのは正直面倒だし、大変そうなイメージがあります。

A:ソニー銀行のiDeCoの場合は、パソコンやスマートフォンからお申し込み可能です。書類への記入や押印も不要で、ウェブで完結することができます。

Q:スマホで申し込み手続きが完結するのは便利ですね!

将来の自分のために始めたい

Q:iDeCoは月額5,000円から始められるんですよね。

A:加入資格により1ヶ月あたりの拠出限度額が異なりますが、毎月の掛金額は拠出限度額の範囲内で月額5,000円以上、1,000円単位で決められます。

Q:毎月いくらぐらい拠出するのがおすすめですか?

A:毎月の拠出額はそれぞれが目標とする金額や拠出できる金額に合わせていただくのが基本ですね。

Q:なるほど。節税メリットのある制度だし、私もコツコツ資産形成することを改めて考えてみようと思います。ありがとうございました!

A:今回の対談を将来の準備に少しでもお役立ていただければ幸いです。ありがとうございました!

ソニー銀行のiDeCoがお客さまに選ばれる理由

金融ワカラナイ女子のためのコミュニティサービス「きんゆう女子。」とは?
2016年3月3日兜町・茅場町で発足。「お金にとらわれず自由で等身大に生きる」というコンセプトでどの金融機関にも属さず、誰に対しても等間隔のポジションで安心してお金について学ぶことができる。等身大のライフプラン、最新のお金アプリを活用した節約や家計管理術、未来のための投資まで人生を豊かにする金融・経済がテーマ。

iDeCoに関するお問い合わせ

ソニー銀行のiDeCo コールセンター
フリーダイヤル(携帯 OK)
0120-725-180 03-4332-7959(通話料有料)
受付時間
平日 9:00~17:00(12月31日~1月3日、土日・祝日・振替休日は利用できません)
運営:株式会社みずほ銀行

iDeCoに関するご留意事項

・原則、60歳まで途中のお引き出し、脱退はできません。
・運用商品はご自身でご選択いただきます。運用の結果によっては、損失が生じる可能性があります。
・加入から受け取りが終了するまでの間、所定の手数料がかかります。
・60歳時点で通算加入者等期間が10年に満たない場合、段階的に最高65歳まで受け取りを開始できる年齢が遅くなります。
・運用商品の配分指定をされなかった場合、積み立てた掛金や移換される資産は、所定の期間経過後、全額が投資信託の「投資のソムリエ(ターゲット・イヤー)」で運用されます。
※インターネットやコールセンターで運用商品の見直しが可能です。
・積み立てられた商品の売買には、所定の日数がかかります(通常3~8営業日かかります)。
・退職などに伴い企業型確定拠出年金の加入資格を喪失したかたは、6ヶ月以内にお手続きください。
・ソニー銀行のiDeCoは、みずほ銀行の委託によりソニー銀行が取り扱う、個人型確定拠出年金プランです。

ソニー銀行で口座開設

関連タグ

iDeCoインタビュー対談投資信託投資信託・NISA確定拠出年金積み立て資産運用

おすすめ記事

コラム

最新記事