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FP深田晶恵がオーストラリア・タスマニア旅行で Sony Bank WALLET をフル活用(後編)

後編は、タスマニアの魅力とともに旅の思い出を綴ってみます。
前編では海外旅行に備えてお勧めの準備方法やソニー銀行の活用法を掲載しています。
FP深田晶恵がオーストラリア・タスマニア旅行で Sony Bank WALLET をフル活用(前編)

オーストラリアは南半球ですから、年末年始は真夏です。暑いのかなと思ったら、現地のガイドさんから「朝晩は冷えるのでフリースをお持ちください」とメールがきました。タスマニアは、広いオーストラリア本土の南に位置する島で、日本の夏のような気温にはならないとのこと。北海道生まれの私の感覚では、「北海道のゴールデンウィークの頃の気温」です。朝晩はやや寒く、日中晴れると気持ちよいくらいの暑さでした。

タスマニアに行きたいと思ったきっかけは、国立公園のトレッキングなど、大自然を満喫したいというものでした。しかし、実際に行ってみると、大自然より「地産地消」の魅力に圧倒されました。

タスマニアワインを飲みながら、タスマニアビーフ、タスマニアサーモン、タスマニアオイスターを食する旅となりました。もちろん、野菜もタスマニア産。あっ、蜂蜜やチーズも名産品でした。しかも、なにもかも美味しい。驚いたのは、ウイスキーやジン、ウオッカもマイクロ蒸留所で作っていることです。島内での自給率の高さに驚くばかりです。実際に訪れてみないと知り得ないことってあるものですね。

現地の日本人が経営する旅行会社に4日間お世話になりました。ガイドさんはタスマニア居住歴20年の日本人のかた。何を質問しても明快に答えてくれます。

初日にワイナリーに行った際、ガイドさんは私たち夫婦が嬉々としてテイスティングをしているのを見て、毎日ワイナリーを3ヶ所訪問するようにプランを変更してくれました。

テイスティングはどこのワイナリーも有料で、10ドルで5種類のテイスティングができます。試飲しておいしいと思ったワインは、その場でお買い上げ。結局、7本のタスマニアワインを購入し、大切に日本へ持ち帰りました。

タスマニアには200以上のワイナリーがあるそうです。ほとんどが小規模ワイナリーのため生産量が少なく、タスマニアの中で消費されることが多いのでしょう。帰りの乗り継ぎで立ち寄ったメルボルンの酒屋さんでタスマニアワインは見かけなかったです。もちろん、日本でも売っているお店を見たことがありません。レアなので、買ってきてよかった~。しかも、テイスティングして気に入ったものだけ買えたことは、至福の極みです。

インフレの国、オーストラリア。生ビールは小さいグラスで1,000円超(涙)。

初日の夕食は、ガイドさんにシーフードを食べたいと希望を言ったところ、ハーバー近くのサラマンカストリートにある「BLUE EYE」というお店を予約してくれました。

店名にもなっているブルーアイという白身の魚がおいしいと聞いたので、ソテーでオーダー。和名はナンキョクメダイですって。プリっと引き締まった白身で、身が厚く、ソースに絡めて食べると本当に美味しい。そこにしかないものを食べるのも旅の醍醐味ですね。

気になる物価はどうでしょうか。オーストラリアは、ずっとインフレが続いているそうです。12年前にシドニーに行った際もモノが高いと思いましたが、今回はそれに加えて円安豪ドル高なので、何もかも高いと感じました。

私は海外旅行に出かけると、日本と各国の物価比較を「生ビール1杯」と「500MLのペットボトル入りミネラルウォーター」の2つをモノサシとしています。もちろん、日本でも海外でもお店により値段はまちまちですが、物価のモノサシを持っていると旅を楽しめます。

日本のミネラルウォーター(500ML)が1本120~130円、生ビールを1杯600円前後としてみます。

オーストラリアでは、ミネラルウォーターは安いスーパーで1本2ドル50セント(約240円)、空港では3ドル50セント(約340円)。いずれも1豪ドル96円で計算していますが、1豪ドル80円といった円高であったとしても、日本より高いですね。

生ビールは、小さいグラスで10~13ドル。円換算すると960~1,300円くらい。高っ!夫はビールが大好きでペースが早い。ゆっくり、ゆっくり飲むようにお願いしました(笑)。

レストランでのお会計はチップを求められることもなく、Sony Bank WALLET での支払いで完了。タッチ決済ができるお店もずいぶん多かったです。

不動産価格も上昇の一途。一戸建ては1億円超もする!

ガイドさんに「オーストラリアはインフレが続いているけれど、給料アップは追いついているのでしょうか」と尋ねてみると、「物価上昇には追いついていない」との答え。統計データを参照しているわけではありませんが、普通に暮らす人にとっての感覚なのでしょう。12年前にシドニーに行った際にも質問を現地ガイドさんにしましたが、答えは同じでした。

衝撃的だったのは「物価高より、不動産価格の高騰のほうがすごい」というガイドさんの言葉です。

タスマニア州の州都はホバート。北海道より少し小さな島なので、行く前はホバートを札幌くらいの都市とイメージしていたのですが、行ってみるともっと小さな都市でした。函館よりこぶりな感じ(北海道出身なもので、例えが北海道ばかりですみません)。

函館よりこぶりな街、ホバートで住宅を買おうとすると、ガイドさんが言うには小さな家でも円換算で1億円超えだそう。えぇー、1億円?!東京並みか、それ以上ですね。

街歩きの途中に不動産会社のオフィスを見つけたので貼り出している広告をチェックしたところ、中古住宅でも100万豪ドル超えの物件ばかりでした。モノと家が高くなるって暮らしていくうえで大変なこと。日本でも物価高と不動産高騰が起こっています。日本もオーストラリアのように長くインフレが続くのだろうかと、気持ちがざわついてしまいました。

さて、3日目に訪れた「ボノロン・ワイルドライフ自然保護区」では、タスマニアデビル、ウォンバット、カンガルー、ワラビーなどを身近に見ることができます。

ここは、ケガをした野生動物を保護し、回復後に自然に戻す活動をしている施設です。飼育員さんのレクチャーもあり、個人的には一般の動物園の数倍、楽しめました。カンガルーに餌やりも初体験です。タスマニアに行く機会があれば、お勧めのスポットです。

タスマニアから直行便はないため、帰りはメルボルンで2泊し、1日街歩きをしました。島と比べると大都会!ヨーロッパ文化の影響が色濃くて、素敵な街でした。

現地で使うお小遣いの予算を決めると、あとでハラハラすることがない

海外旅行中、クレジットカードでお金を支払っていくと、総額でいくら使ったのかわからなくなり、帰国後にカードの利用明細を見てびっくり!ということも起こります。

Sony Bank WALLET を使うようになって、「帰国後にびっくり」がなくなりました。食事代とショッピングなど現地で使うお金は、あらかじめ予算を決めて外貨預金にし、旅先では Sony Bank WALLET で決済し、預けた外貨預金の範囲内でお金を使おうと心掛けるからです。

Sony Bank WALLET のもうひとつのメリットは、スマホアプリで外貨預金残高をチェックすることができることです。「あといくら使える」とスマホで確認しながら、お土産などのショッピングをすることで予算内に収めることができます。FPっぽいですね。

豪ドル預金を使い切ってしまったときに備え、円預金口座に20万円ほど入れておきました。Sony Bank WALLET には「円からアシスト」といって、外貨普通預金口座のお金を使い切ってしまっても、円普通預金口座から不足分が自動で外貨普通預金口座にチャージされる機能があるのです。

結局、豪ドル預金が230ドルほど残ったので、「円からアシスト」を使わずに済みましたが、この機能があると安心です。

とにかく5泊7日のオーストラリア・タスマニア旅行は楽しいものとなりました。旅のお土産話にお付き合いいただきありがとうございました!

海外旅行や留学で便利な Sony Bank WALLET

Sony Bank WALLET は世界200以上の国と地域で使えるVisaデビットと、キャッシュカードが一体となった1枚です。預金残高からの即時払いで海外でも国内での利用と同じように買い物やATMからの現金引き出しに利用できます。
また、対象10通貨の利用であれば、外貨預金の残高から直接引き落としされるので、為替レートが有利なときに外貨を購入しておけば、海外でもよりお得に利用できます。


深田晶恵(ふかたあきえ)

深田晶恵(ふかたあきえ)

株式会社生活設計塾クルー取締役。
ファイナンシャルプランナー(CFP・1級FP技能士)
FP歴は28年。同じオフィスのFP6人で、金融商品・保険商品の販売をしないことをモットーとする独立系FP会社「生活設計塾クルー」を2002年に立ち上げ、個人向けのコンサルティングを行うほか、新聞・雑誌などメディアや、講演等でマネー情報を発信する。すぐに実行できるアドバイスをするのがモットー。ダイヤモンドオンラインなどでマネーコラムを連載中。
生活設計塾クルー(生活設計塾クルーのページへリンクします)

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