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外貨預金をおすすめする理由とコツ

外貨預金をおすすめする理由とコツ

現在の日本の円預金は、超低金利が続いています。この状態では、長期間円預金を保有していても利息はほとんどつきません。それだけではなく、保有している金融資産の価値まで減らしてしまう恐れがあります。

では、どのように対処すればよいのでしょうか。

外貨預金取り引きをおすすめする理由

日本の経済は1990年代から長く続くデフレから抜け出せず、物価の上昇率はマイナス圏で推移し続けてきましたが、将来いつインフレに転じるか予想することは困難です。コロナによって世界経済は打撃を受けましたが、アフターコロナに向けて人々が活発に活動するようになって消費や投資の拡大が起こり、世界全体の景気が上向く可能性がある、という予測もあるようです。
世界全体でものの値段が上がり、輸入品の価格上昇などに波及すれば国内でも物価が上昇していく可能性があります。

そうなると、安全と思う円預金も、実は額面としての金額は減らずとも、相対的な価値が減っていくリスクがあることがわかります。こうしたリスクへの対処として、何かできるのでしょうか?

外貨預金を始めてみよう

円預金だけに頼って相対的な価値が減っていくリスクへの対応策としておすすめなのが、手元にある余裕資金の一部を外貨預金に換えて預けてみることです。

外貨預金は、あくまで預金なので、外貨での元本が減少することはなく、変動要素は為替レート(円と外貨を交換する際の比率)のみですので、他のリスク商品と比較して商品性がわかりやすく初心者でも始めやすいです。株式や外国為替証拠金取引(FX)のように、短期的に大きな収益を得る可能性のある商品もありますが、一方でこれらの商品にはさまざまな理由によって大きな損失が発生するリスクがあります。そのようなハイリスク・ハイリターンな商品よりも、ミドルリスク・ミドルリターンの外貨預金からスタートしてみるのはいかがでしょうか。

外貨預金取り引きのコツ

外貨預金を取り引きするにあたってのコツを2点お伝えします。

その1:円高のときに買って、円安のときに売る
為替レートは常に変動しており、これが外貨預金のポイントとなります。つまり、利息とは別に為替レートが動くことによって生じる損益、つまり為替損益が円預金にはない特徴です。

具体的な例を見てみましょう。(簡易的に説明するため、利息・為替手数料は考慮していません)
2021年3月1日には1米ドル=106円(円高)でしたが、3月31日には1米ドル=110円と円安が進みました。

もし、3月1日に106万円を10,000米ドル(106万円÷106円)として預け、3月31日に日本円に売るとすると、「110円×10,000米ドル=110万円」に預金が増加する計算となります。

つまり、たった1ヶ月の間で4万円の為替差益が発生したことになります。

一方、同じ額の円預金を年利0.02%で10年間保有したとしても、税引き後の利息はたったの1,690円です。

実際は利息や為替手数料、場合により税金なども発生するため、例のように単純ではありませんが、「円高のときに買って、円安のときに売る」ことを徹底することで、円預金の利息を超える利益を出すことが期待できます。

ただし、為替差益の逆を為替差損と言い、円安のときに買い、円高のときに売ってしまうと損失が出てしまいますので注意が必要です。

その2:自分なりの取り引きルールを持とう
先の例のように、為替差益を得ることはそう簡単ではありません。逆に為替差損が発生し、元本割れが発生するリスクもあります。日頃からしっかりと為替レートをチェックして相場観を養うことも大切ですが、各国の経済指標や要人の発言が為替に影響することもありますので、はじめての外貨であれば情報量の多い米ドルから始めてみるのがよいでしょう。

例えば、米国であれば、「米国雇用統計」や「FOMC(米連邦公開市場委員会)による政策金利発表」といった指標が為替に影響を与えるものとして有名ですので、発表前後の為替の動向に注目してみてはいかがでしょうか。

以上のような情報を参考に、「1米ドル=xxx円になったら買い」、「1米ドル=xxx円になったら売り」といった自分なりの取り引きルールを確立してみましょう。

外貨取り引きの方法として指値(さしね)取り引きというものがあります。取り引き対象の通貨が、事前に指定したレートに到達すると自動的に売買が成立する便利なしくみです。頻繁に為替レートをチェックせずに、自分なりの取り引きルールで外貨を売買することが可能になります。

アドバイス

せっかくの余裕資金を円預金のままにしておくのはもったいないです。メリット・デメリットも理解したうえで、手軽に始めることができる外貨預金から資産運用を始めてみましょう。

はじめはあまり難しく考えすぎずに、旅行してみたい国などの通貨を選んで、少額から一歩踏み出してみることをおすすめします。そうすることでリスクを抑えつつ、実際の為替動向によって日々変化する損益を体験し、外貨預金のノウハウを知ることができます。

外貨預金を始めるにあたっては、「通貨のラインアップが豊富」「為替手数料が安い」「アプリなどで簡単に取り引きができる」といった点にも注目し、銀行口座を開設することが大切です。

ソニー銀行では新たに口座開設し、外貨預金を始めるお客さまには為替コスト無料といった特典があります。
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また、ソニー銀行 アプリでは、外貨預金の購入、売却、指値申込の取り引きが簡単にできて便利です。外貨取り引き画面では、現在の為替レートはもちろん、マーケットニュース、主要な経済指標などの情報を集約しています。売買するタイミングの参考として、ソニー銀行のお客さまが購入しているか売却しているか、それぞれの取り引きの割合もわかります。

さらに、米ドル/円のソニー銀行の為替レートが大きく変動した場合の為替レート変動通知やタイムセールなどの情報をプッシュ通知でお知らせしますので、スピーディな情報収集が手軽にできます。

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