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お小遣いからお金の基礎を学ぼう

お小遣いからお金の基礎を学ぼう

お金とは上手に付き合って生きていってほしいと思われる親御さんも多いのではないでしょうか。
子どもにお小遣いを渡しても、渡した分だけすぐに使い切ってしまっていないか、スマホゲームの課金管理はちゃんとできているのか、そんな悩みを持つご家庭も多いと思います。
今回はそんな親子のお金の不安を少しでも和らげるために、お小遣いを使ったお金の基礎を子どもに伝える方法をご紹介します。

お金の大切さを教える必要性

お金について正しく学び、経済的に自立した大人になってもらうために、小さなうちからお金との付き合い方を学ぶことはとても大切です。しかし、残念ながら現在の学校教育では、十分にお金の知識を学ぶことができる環境は整っていないようです。

学校以外でお金について学ぶにはどうすればいいのか、何をしたらいいのかわからないというかたも多いと思います。

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お小遣い、みんないくらもらっている?

まずはお小遣いの相場チェックをしてみましょう。今の子どもたちはお小遣いとして、月々どれくらいの金額をもらっているのでしょうか。

子どもの年代 最頻値
小学生 500円
中学生 1,000円
高校生 5,000円


出典: 子どものくらしとお金に関する調査(第3回)2015年度(金融広報中央委員会のページへリンクします)

小学生のうちは数百円でも、高校生になると千円単位になるご家庭が多いようです。
まだお小遣いの金額が少ない小学生のうちからお小遣いの管理方法を親子でよく話し合い基礎を身につけておけば、大きくなってからも安心してお小遣いを渡すことができます。

お小遣いの渡し方

それでは、お小遣いをどうやって子どもに渡すかいくつか方法をご紹介してみます。

(1) 定額制
毎月決まった金額をお小遣いとして渡す方法です。おそらくこの方法でお小遣いを渡している家庭が一番多いのではないでしょうか。毎月いくらと決まっていれば子どもたちも安心しますし、あと何日すれば○○円がもらえるなど、子どもたちも親である私たちも管理がしやすい方法です。

習得できるスキル:計画性、収支管理能力

(2) 報酬制
子どもたちが働くことによってお小遣いを渡す方法です。何かのお手伝いをしたらいくらなど、働きに応じてお小遣いがもらえ、もらったお金の重みも増すことでしょう。大人の仕事に対する報酬(給料)と似ているため、将来の社会勉強に繋がります。

習得できるスキル:お金を得ることの大変さ、お金の価値を感じること

(3) 申請制
子どもから欲しいもの、必要なものを申告させ、親子で話し合った金額をお小遣いとして渡す方法です。申請ごとに子どもと話し合うため、子どもにとって、本当にそれは必要なのかを考える機会にもなります。また、なぜ欲しいのか、なぜ必要かを自身でよく考え、ロジカルに伝えるためのプレゼンテーション能力を養うことも期待できます。

習得できるスキル:交渉力、提案力、論理的思考力

例えば、夏休みの宿題などを計画的に進めることが苦手な子どもには、「定額制」を取り入れて計画性を。自分の思いや気持ちを上手に相手に伝えることが苦手な子どもには、「申請制」を取り入れて論理的な説明にチャレンジさせるなど、ひとつの方法に絞らず2つの方法を組み合わせてみたり、お子さまの個性にあわせてアレンジしてみるのもよいでしょう。

紹介したお小遣いの渡し方は一例にすぎませんので、子ども一人ひとりの性格を考慮し、どうしたら楽しく学べるかを親子でよく話し合い、最適な方法を取り入れていきましょう。

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まとめ

お小遣いは身近なお金の教育のひとつです。お小遣いを渡しただけで終わりにせず親子でしっかりとお金に向き合うことが大切です。お小遣い帳を付けるなど、きちんとお金の管理やお金の使い方の工夫ができている場合は、しっかりと子どもをほめてあげましょう。

将来、自分で働いて得た給料や、大きなお金を管理し運用する場面においても、小さなうちから学んだことが役に立つときがきっとあるでしょう。

また、親として子どもに教えるだけではなく、背中を見せる姿も大切です。そのためには、まずは親のあなたが家計をしっかり管理したいところです。

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