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変化の激しい時代にこそ、家族旅行が重要な3つの理由

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こんにちは、旅行ジャーナリストの村田和子です。息子が生後4ヶ月のときから親子で旅をし、絆を深め、生きる力を育む「旅育メソッド」を提唱しています。早いもので、一緒に旅をした息子も高校生!成長へつながる旅のヒントを次世代の親御さんに伝えたいと、2018年夏に「旅育BOOK」を出版しました。現在は、息子の旅育成果を見守りつつ、旅育の普及をライフワークにしています。今回は変化が激しい時代を生きる子ども達にこそ、家族旅行が重要という点についてお話します。

はじめに:子どもの日常はグローバルにあらず。積極的に社会との接点を!

グローバル化やダイバーシティーといわれますが、子育てをして感じたのは「子どもの日常はとても狭い世界だ」ということ。一昔前は、日常で年齢や考え方の違う人と接する機会も多く、「社会というもの」を自然と学んでいました。昨今は、少子化、核家族化が進み、共働き家庭も増えています。近所づきあいや地域のお祭りなども減少し、商店街は消えスーパーが台頭、ネットでの買い物も多くなりました。また、痛ましい事件もある中、子どもが知らない人と交流するのは難しく、子どもと社会の接点は想像以上に希薄になっています。 子どもの周りにいる大人(社会との接点)といえば、親、学校や幼稚園・保育園の先生、習い事の先生、友達のお母さんぐらいでしょう。偏った狭い世界ですが、子どもは「これが社会そのもの」だと考えてしまいがち。そのため、些細なつまずきに悩み、解決できず大きな問題となることも少なくありません。 「自分の日常は広い世界の一握り」という気づきは、子どもが強い心をもち、困難を乗り越え、前向きに人生を歩むための礎となります。子どもの日常を理解し、外の世界との接点を積極的に心がけたいもの。旅はその絶好の機会になります。

理由1:旅は多様性や世界の広さを知るチャンス

旅では、多くの人との出会い、さまざまな価値観に触れることで、子どもが自然に「多様性」を認め、学びます。海外では、外見、言葉、宗教・マナーや習慣など、子どもにもわかりやすい違いがありますし、国内でも、育った地域や環境、世代が違えば、考え方や言葉が違い、子どもの世界も遊びのルール、例えば「じゃんけんの掛け声」も異なります。 旅は「十人十色の考え方があること」「自分の当たり前が通じない世界があり、コミュニケーションが大切なこと」「世の中は広く未知の世界があること」などを知り、子どもなりに自分という存在や周りとの関係を考えるチャンスになります。旅を通じて、子どもの視野は大きく広がるのです。

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理由2:親子の絆が深まり、自己肯定感が育つ

日常は忙しく、子どもと充分に触れ合えていないと感じる親御さんも多いのでは? 仕事や家事から解放され、時間や気持ちに余裕が生まれる旅では、我が子とじっくり向き合い、絆が深まります。 子どもは五感が刺激され、何かにチャレンジすることで達成感を得たり、親も気づかなかった子どもの長所を初対面の人が認め褒めてくれることも。こういった経験は自己肯定感となり、「家族で楽しかった」という心地よい感覚は心の安定へつながります。 家族旅行は単なるレジャーではなく、子どもの力を伸ばす場、親子の絆を育む場、そして親御さんの心身のメンテナンスの場として欠かせないものになっています。

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理由3:「百聞は一見にしかず」を体感、トラブルで変化に強くなる

ITが普及し家にいながら多くの情報が得られる中、「なぜ、わざわざ旅へ出るのか?」という声も聞かれます。でも、実際に旅へ出ると、その場に身を置き初めてわかること、想像との違いに驚くことも多いもの。本物から感じ学ぶことは、机上の学びやITの情報とは異なり、それぞれの役割や良さがあるのです。家族旅行は、そういった「百聞は一見にしかず」を子ども自ら体感する機会になります。

また、情報を手軽に得られることから、トラブルや失敗に遭うことが少なくなっていると思いませんか?子どもの生きる未来は、変化を好機ととらえ、臨機応変な対応力、世界を自ら切り開くタフさも必要になるでしょう。旅では周到に準備していても、トラブルやアクシデントがつきもの。親子で乗り越える経験は、変化の時代を生き抜く学びとなります。

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いかがでしたか?旅は、子どもの興味・関心を発見、あるいは伸ばし、時に将来を変える出会いの場になります。 昨今は、子ども向けの体験やイベントも増え、家族で楽しめる体験を探せるサイトもあります。親子でチャレンジしてみたいこと、お子さんが興味をもっていることなど、「何をしたいか」を相談して、でかけてみましょう。さまざまな人や本物との出会いを、ぜひお子さんと一緒に楽しみ、家族の絆を深めて欲しいと思います。

次回は具体的な「旅育」の実践方法をご紹介予定です

村田和子 プロフィール
旅行ジャーナリスト。「旅を通じて、人・地域・社会を元気にする」をモットーに、新聞・雑誌・ラジオなどで旅の魅力を発信し、講演も行う。NHKラジオ「Nらじ」に月一レギュラーで出演。2001年に長男を出産し9歳までに親子で47都道府県を踏破。2013年旅を通じて子どもの生きる力を育む「親子の旅育メソッド」を提唱。著書に「旅育BOOK~子どもの心と脳がぐんぐん育つ」(日本実業出版社・2018)。総合旅行業務取扱管理者、クルーズコンサルタント、1級販売士
■公式サイト http://www.travel-k.com/

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