住宅ローン担当、ヨーコです。
今回は住宅ローンのボーナス返済についてのお話です。
住宅ローンの返済方法には、ボーナス返済(増額返済)を使う方法と、使わない方法があります。
ボーナス返済は使わない方が良いのか?使った方が良いのか?一体どんな違いがあるのでしょうか。
ソニー銀行で住宅ローンをご利用いただいたかたのうち、ボーナス返済をご利用いただいたかたの割合がこちらです。
ボーナス返済のご利用状況をみると、ボーナス返済を使わないかたが多数派のようです。
最近はボーナスが年に 2回の支給ではなかったり、ボーナスがない代わりに給与を上げたりする企業が増えていますので、この傾向が続いていくものと考えられます。
年収のうち、ボーナスの割合が多いかたは、ボーナス返済を利用する傾向があります。ボーナス返済を利用することで月々の返済額をおさえ、ボーナス時に多く支払うことができるため、家計の管理がしやすくなるからです。ちなみに、借り入れ金額のうちボーナス返済にできる割合はどんなに多くても借り入れ金額全体の50%とする金融機関がほとんどです。
ボーナス返済を利用した場合の返済額シミュレーションをみてみましょう。
注)試算結果はソニー銀行計算による。
【前提条件】
当初借入金額 | 3,000万円 |
---|---|
当初返済期間 | 35年 |
金利(固定) | 1.00% |
返済方法 | 元利均等返済 |
ボーナス返済無し | ボーナス返済20% | ボーナス返済50% | |
月々の返済額 | 84,685円 | 67,748円 | 42,342円 |
ボーナス時の増額返済額 | 0円 | 101,715円 | 254,287円 |
年間返済額 | 1,016,220円 | 1,016,406円 | 1,016,678 |
総返済額 | 35,565,817円 | 35,572,213円 | 35,581,918円 |
ボーナス返済を利用しても、年間の支払額はそう大きくは変わりません。とはいえ、元金の減りが遅くなってしまうため、利息の支払額は増えてしまいます。
人によっては家計の管理がしやすくなるボーナス返済ですが、ボーナスの支給額が予想外に減ってしまった場合には住宅ローンの返済が苦しくなってしまうため注意が必要です。
住宅ローンの返済は長期間にわたります。
その間に、お勤め先の状況に変化があるかもしれません。
また、転職・結婚・出産などご自身のライフプランに変化が生じれば、当然ボーナスの使い道も変わってきますよね。
ボーナス返済を利用しなくても無理なく返済していける返済プランで、余裕があるときに繰り上げ返済をするくらいのゆとりが理想です。
ソニー銀行では、お借り入れ後の一部繰り上げ返済の際に、ボーナス返済をあり(5%~50%)からなし(0%)へ、またボーナス返済の割合を変更することが可能です。
サービスサイトから簡単にお手続きいただけます。
https://moneykit.net/visitor/hl/
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