1.前回の申し込みの判定結果は
こんにちは、つるりんです!
第7回のブログで、為替リンク預金の米ドル円の円スタート型2週間ものに申し込み、8月10日に預け入れとなりました。金額は102,942円、特約レートが143.86円、損益分岐点が143.34円、判定日が8月23日、満期日が8月24日でした。
預け入れ期間は円安基調が続き、判定日15時の判定結果は参照レートが145.68円(>143.86円)で特約レートより円安で行使はされず、満期日の7月28日には利息がついて円で戻ってきました!
判定日は週末のジャクソンホール会議の手前になるので、満期に近づくにつれて動きが出にくい相場になるかと思っていましたが、判定後の夜間に欧米諸国の8月総合PMI速報値の大幅悪化をうけて、米経済はこれまでの経済指標が示すほどには強くないかもしれないとの見方から米ドル円も急落しました。
ちなみにジャクソンホール会議とはカンザスシティ連邦準備銀行が米国ワイオミング州のジャクソンホールで毎年8月に開催する経済政策シンポジウムのことで、世界各国の中央銀行幹部の発言によって株式や為替など金融市場が大きく動いたことが何度もあり、金融市場から注目されています。
2.今までの運用成績について
3月31日に10万円の元手で開始して、8月24日まで計6回分の申し込みを行い、為替差損益も含めて合計で3,320円の利益となり、利回り(単利)は年8.3%の利回りとなりました。
過去の行使判定は受け取り通貨の判定に掲載していますが、3月31日から8月10日までで取り引きした銘柄が行使になった回数について調べてみました。
通貨 | 商品 | 結果 |
米ドル円 | 円スタート型 2週間 | 19回募集中3回行使 |
ユーロ円 | 円スタート型 2週間 | 19回募集中4回行使 |
NZドル円 | 円スタート型 2週間 | 19回募集中10回行使 |
NZドル円 | 外貨スタート型 1ヶ月 | 19回募集中11回行使 |
行使となったのは6回申し込みのうち、NZドル円の外貨スタート型の1回です。また、第5回のブログにも記載しましたが、外貨スタート型では行使となっても為替差益は享受できないですが、合計で損とはならず、円建元本は維持されます。
期間中に円安傾向が強かった米ドルの2週間物に多く申し込みしたことと、行使になったのが外貨スタート型だけだったことが運用成績に寄与しているのではないでしょうか。
3.ブログ連載の所感 さいごに
今まで計6回分の申し込みをしましたが、長期的には円高のスタンスでいたためほぼ円スタート型の2週間物ばかりの申し込みとなってしまい、もっと外貨スタート型に申し込んだ方が、また、もっと行使になっていた方が皆さまの参考になったのかなとは思っています。
ただ、損失はなるべく回避しようとした結果ですので、逆にリアリティがあったと思っていただければ幸いです。
また、申し込みや判定結果などの記事の公開が、実際よりも1ヶ月程度遅れての掲載となってしまい、タイムラグがあるためリアルタイムで執筆しても掲載する頃には過去の情報にしかならなかったのですが、この点については今後改善の余地があると思っております。皆さまにとってより有益な情報提供ができるように今後も努めてまいります。今までお読みいただきありがとうございました。
過去の記事
為替リンク預金をやってみた(第7回) 2023年9月13日公開分
為替リンク預金をやってみた(第6回) 2023年8月16日公開分
為替リンク預金をやってみた(第5回) 2023年7月12日公開分
為替リンク預金をやってみた(第4回) 2023年7月6日公開分
為替リンク預金をやってみた(第3回) 2023年6月14日公開分
為替リンク預金をやってみた(第2回) 2023年5月24日公開分
為替リンク預金をやってみた(第1回) 2023年4月26日公開分