こんにちは、ソーシャル担当のサオリンです。
先日、「ソニー銀行 スマートマネーライフセミナー ~プロフェッショナルに訊く、住宅と資産設計の最新事情~」というセミナーを開催しました。
本ブログでは、講師別に前後編の2回に分けて内容をお伝えしています。
前編の内容はこちら:
「プロしか知らない、本当の住まい選び ~住宅市場最前線からの提言~(島原万丈氏)」
今回は、資産設計のプロである内藤忍 氏のセミナーで印象に残った内容をご紹介します。
これから住宅購入をお考えのかた、さらには現在住宅ローンを返済中のかたにも朗報です!
資産設計に前向きになれるお話を聞けました。
●講師インタビュー
株式会社資産デザイン研究所 代表取締役社長
内藤忍 氏
サオリン:
今日のセミナーを受けられなかった読者さんに一つだけお伝えしたいことは何ですか?
内藤氏:
現状認識のためにまずは「自分のバランスシートを作ってみる」ことです!
サオリン:
バランスシートは会社経営だけのものと思っていたのですが、個人の資産管理にも使えるのですね。
●セミナー
トータルバランスで考える 住宅ローンと資産運用の両立
マイホームと住宅ローンも資産運用の中で考えるという発想のもと、リスクコントロールを学びました。
●住宅ローンでマイホームを買うということ
「ローンはインフレが起きたときのリスクヘッジになる」という教えが印象的でした。
ローンは返済リスクがあるものの、インフレ時には不動産の価格上昇が起こって、結果的に負債の実質的負担が減るため、インフレが起こったときにはお得であるというものです。
さらに、住宅ローンは、事業ローンに比べて借入金利が低いこと、住宅ローン減税などの税優遇があることも挙げられました。
参加されたお客さまからは、「住宅ローンを組むことに抵抗がなくなった」という感想が目立ちました。
●自分のバランスシートを作ってみる
資産運用の第一歩は現状認識で、自分のバランスシートを作ってみることがよいのだそうです。
金利上昇、為替変動、株価下落などのリスクヘッジを考える上で、自分の資産をトータルバランスで考える視点が持てます。
書き方:
・左側に資産、右側に負債を記入
・資産は金融資産と実物資産(不動産)に分類
・それぞれ円/外貨に分類
円の預貯金・投資信託と保険・年金(すべて円)を保有し、住宅ローンを組んでマイホームを購入、住宅ローン返済中の家計の例です。
例えば、将来インフレになった場合、不動産価格はインフレにより上昇が考えられますが、ローン残高はインフレで借り入れ金額が変わることはありませんので、ローンを借りて不動産を持つのは有利になります。
※変動金利の場合は、金利上昇によって返済額が増加するリスクがあります。
ローンはインフレが起きたときのリスクヘッジになるという意味が理解できました。
●外貨を持つということ
資産は変動リスクに備えて分散投資するのがポイントとはよく聞きますが、どの程度の分散が必要なのかは難しいですよね。
内藤氏の教えでは、「例えば今後の予測が 円安になる/円高になる、が50%/50%だと考える場合、自分の金融資産の50%を外貨で持てばよい」とのこと。
サオリンの感想:
日本に住んでいるのに、50%も外貨を持つの!?と驚いてしまいましたが、世界的に見て日本人の個人投資家は、外貨を持たなさ過ぎる、リスクを取らなさ過ぎる傾向にあるのだと聞き、資産運用の視野を広げるための後押しをされた気分になりました。
ローンは返済に追われるというネガティブなイメージも合ったのですが、インフレ時の不動産価格の上昇という可能性も考えると、必ずしもローンがリスクではなく、お得にもなりえるということを実感し、前向きになれました!ただし、私の場合、まずは運用できるお金を増やしていく必要がありますが。。。(遠い目)
セミナーのおみやげは、ソニー銀行オリジナルのメモ帳、万年筆、ウェットティッシュ、コースターです。
外部のプロをお招きした住宅と資産設計についてのセミナー、お役に立ちましたでしょうか?
今後も、勉強になるような情報のご提供を目指していきます。よろしくお願いいたします!
(サオリン)