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いま、円定期plus+ を検討すべき理由

目次

1. 円定期plus+ の満期繰り上げの状況

以前元本保証の円定期plus+、満期繰り上げの確率はどれぐらい?で満期繰り上げの状況についてご紹介しました。2019年当時と市場環境も大きく変化しておりますので改めてご紹介します。

2015年6月のサービス開始から2022年11月末の時点まで、一度でも繰り上げ判定日を迎えたことのある円定期plus+(預け入れ開始から1年を経過した円定期plus+)は計434本。このうち、すでに満期が繰り上げられたのは161本(約37%)でした。
前回ご紹介した時は満期繰り上げ67%でしたので、現在は繰り上げされず継続される傾向であるのがわかりますね。フラット型とステップアップ型で満期繰り上げの状況に大きな差はありません。

円定期plus+満期繰り上げ状況
満期繰り上げ済み37% 預入中63%

預入中 満期繰り上げ済み
63% 37%

それでは、どんな条件下だと繰り上げになるのかおさらいしましょう。ざっくり言うと、年に一度の繰り上げ判定日の時点で次の状態だと早期繰り上げされる可能性が高まります。

・預入時点と比べて、市中金利があまり変化しない、もしくは低下傾向
・長期と短期の金利差が縮小傾向、または長短逆転現象が発生している状態

前回のご紹介時よりあまり繰り上げされていないのは、ここ1年くらいで市中金利が上昇したのが主な要因となります。

2. 当面の金利見通し

今後の金利動向と円定期plus+  を掲載した2020年10月には日本国債10年物の金利は0%近辺で低位推移していましたが、現在は0.25%近辺で推移しています。
海外ではロシアによるウクライナ侵攻の影響などによる世界的な物価上昇、金利上昇で、例えばアメリカ国債10年物の金利はここ1年で2%以上上昇しています。日本も同様に金利が上昇しましたが、日銀の金融政策により上限0.25%と抑えられています。

現在の日本の物価上昇率は日銀が目標に掲げる前年比2%を上回っていますが、日銀は資源高や円安によるコストプッシュ圧力が物価上昇の主因であり、賃金上昇を伴っていない持続的でないものとみなしているため、大規模緩和の金融政策は継続する方針を示しています。また、日銀の黒田総裁の任期満了は2023年4月で、後任の有力候補と目されているのが雨宮副総裁と中曽元副総裁ですが、どちらが総裁となっても当面は現在の金利水準から大きな変化はないものと予想されています。

3. いま円定期plus+ を検討すべき理由

円定期plus+ の金利は市中金利などを参考にして決定しているため、日本国債10年物の金利が0%近辺だった時の円定期plus+ の金利(税引き前)は0.1%~0.2%程度だったのが、現在ではコンスタントに0.5%を超える水準でご提供できています。
また、日本の金融政策が継続されるとすると、日本国債10年物の金利の上限が抑えられる状況が継続するため、円定期plus+ の金利も現在の水準から大きく上昇することは考えにくい状況です。
逆に、2023年には日本のインフレ率の低下も予測されているため、日本国債10年物の金利は同水準、もしくは張り付いていた上限から低下していく可能性もあります。

つまり現在の提示金利でのお申し込みは、今後当面の市況を考えるとそんなに悪い選択ではないとおわかりいただけるかと思います。

逆にもし市中金利が上昇した場合を考えますと、円定期plus+ の金利も上昇しますので、金利が低い時に円定期plus+ を申し込んでしまった、金利が上がってから申し込めば良かった、となりますので、小口に分けて申し込みタイミングを分散させて投資していくというのも一つの手段です。

円定期plus+ はお客さまから解約しなければ元本保証ですが、満期の長い商品でかつ、解約時には損害金が発生してしまいますので、余裕資金でのお申し込みをお願いします。

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