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通貨の特徴 豪ドル編

米ドル ユーロ 英ポンド
豪ドル NZドル 南アランド

豪ドル 政策金利の高さ 星2つ 為替レートの変動しやすさ 星3つ 情報の入手しやすさ 星4つ

資源国通貨の代表格である人気通貨

鉄鉱石や石炭などの資源が豊富なオーストラリアで採用されている通貨であり、先進国の中でも金利が高い通貨として人気を集めてきました。世界屈指の資源国であるため、原油や金などの資源価格や、輸出国の影響を受けやすいという特徴があります。

豪ドルは米ドル、ユーロ、円、ポンドに次いで、世界で5番目に取り引き量の多い通貨です。オーストラリア自体は経済が安定している国ですが、他のメジャー通貨に比べると豪ドルの取り引き量は多くはありません。そのため、値動きが大きい点も特徴のひとつです。

投資の際は中国経済にも注意

2021年9月時点では、他の先進国と同様にオーストラリアの中央銀行(RBA)も低金利政策を続けているため、高金利な先進国通貨の地位を豪ドルが取り戻すのは、まだ先の話となりそうです。一方で、「市場参加者による将来の為替変動率の高さ(インプライド・ボラティリティ)」が米ドルよりも高いため、先進国通貨で為替差益を狙いたいかたには選択肢のひとつになるのではないでしょうか。アメリカ経済の影響を受けますが、資源の主な輸出先である中国経済にも大きな影響を受けるのが豪ドルの特性のため、投資を行う際には中国の経済指標などにも注意を払うことが重要です。

アナリストの注目指標

アナリストが注目する、経済指標やイベントについて紹介します。

RBA理事会
年11回

RBAが金融政策を決定する場です。RBA総裁をはじめとする9人のメンバーで構成されており、インフレ率が安定的に2~3%の間で推移するよう、また完全雇用が維持できるよう、政策を調整します。政策が据え置かれても、先行きの政策変更について、理事会後の記者会見で総裁から示唆があれば、豪ドル相場には動きが出ます。

消費者物価指数
年4回(1月・4月・7月・10月)

RBAが目標とする「2~3%のインフレ・ターゲット」を達成するために注目する指標です。四半期ごとに発表。総合指数も注目されますが、特に重要なのはRBAが金融政策決定の際に指針として用いる基調インフレ率です。これがインフレ目標圏内に安定的に推移するよう、金融政策を調整します。

雇用統計
毎月中旬

RBAはインフレ目標の他、「完全雇用の維持」も使命としています。そのため、雇用統計は非常に重要です。雇用者数増減と失業率の他、雇用者数における正規雇用と非常勤雇用の動向なども注目されます。また、インフレの動向をみるうえで、賃金上昇率も注目されています。結果の好悪がブレやすく、豪ドル相場も大きく反応しやすい指標です。

中国・財新PMI
月1回

オーストラリアは中国を最大貿易相手国としており、さまざまなものを輸出しています。したがって、中国の景況感は非常に重要です。特に主力の輸出品が鉄鉱石であることから、製造業のPMIにはより注目が集まります。

RBA理事会
年11回

RBAが金融政策を決定する場です。RBA総裁をはじめとする9人のメンバーで構成されており、インフレ率が安定的に2~3%の間で推移するよう、また完全雇用が維持できるよう、政策を調整します。政策が据え置かれても、先行きの政策変更について、理事会後の記者会見で総裁から示唆があれば、豪ドル相場には動きが出ます。

消費者物価指数
年4回(1月・4月・7月・10月)

RBAが目標とする「2~3%のインフレ・ターゲット」を達成するために注目する指標です。四半期ごとに発表。総合指数も注目されますが、特に重要なのはRBAが金融政策決定の際に指針として用いる基調インフレ率です。これがインフレ目標圏内に安定的に推移するよう、金融政策を調整します。

雇用統計
毎月中旬

RBAはインフレ目標の他、「完全雇用の維持」も使命としています。そのため、雇用統計は非常に重要です。雇用者数増減と失業率の他、雇用者数における正規雇用と非常勤雇用の動向なども注目されます。また、インフレの動向をみるうえで、賃金上昇率も注目されています。結果の好悪がブレやすく、豪ドル相場も大きく反応しやすい指標です。

中国・財新PMI
月1回

オーストラリアは中国を最大貿易相手国としており、さまざまなものを輸出しています。したがって、中国の景況感は非常に重要です。特に主力の輸出品が鉄鉱石であることから、製造業のPMIにはより注目が集まります。

石川さん画像.jpg


アナリストの紹介

石川 久美子
(いしかわ くみこ)

ソニーフィナンシャルグループ
金融市場調査部 シニアアナリスト

2009年4月に外為どっとコムに入社。同年6月から同社研究員として、外国為替相場について調査・分析を行う。2016年11月より現職。外国為替市場に関するレポート執筆の他、テレビ東京「Newsモーニングサテライト」など多数のテレビ番組に出演し、金融市場の解説を行う。資源国・新興国通貨に強い。

過去10年の値動き

2013年 88.85円
2015年 90.36円
2017年 87.95円
2019年 73.00円
2021年 80.49円

出所:Bloombergのデータよりソニー銀行が作成(表内の為替レートは記載年における8月初日の終値を記載)

通貨の豆知識

豪ドルの歴史は意外と浅く、その登場は1966年。それ以前はイギリスの元植民地らしく、「オーストラリア・ポンド(豪ポンド)」が通貨単位として使用されていました。時のメンジーズ首相の強い要望によって新通貨単位は「ロイヤル」となる予定でしたが、この案には国民からの不満が強く、土壇場で急転直下「ドル」への変更が決定。

最近は水に濡れても平気で破れにくいポリマー紙幣を採用している国も多いですが、その元祖は1988年に発行を開始したオーストラリアです。

掲載データ・情報は万全を期していますが、その正確性・安全性などを保証するものではありません。また、掲載データ・情報などは、作成時点のものです。
記事冒頭の星は、以下の基準をもとに当社独自の判断にて階級を設定しています。

  • 政策金利の高さ 執筆時点の政策金利をもとに、0.00%以下を星ひとつ、0.00%超0.20%未満を星ふたつ、0.20%以上0.40%未満を星3つ、0.40%以上0.60%未満を星4つ、0.60%以上を星5つとしています。
  • 為替レートの変動しやすさ 2021年8月末の1ヶ月インプライド・ボラティリティ(出所:Bloomberg)の過去60日平均をもとに、6%未満を星ひとつ、6%以上8%未満を星ふたつ、8%以上10%未満を星3つ、10%以上12%未満を星4つ、12%以上を星5つとしています。
  • 情報の入手しやすさ 2021年3月から8月における当社配信のマーケットレポートならびに一般的な情報より階級付けをしています。

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